らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~
「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。
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中塔城(松本市) 
平瀬城の攻略に思いのほか時間がかかり、当日のメインイベントだった中塔城に辿り着いたのは午後二時半。
Webサイトで中塔城を攻略した方は、小生の知る限り城と古戦場の管理人マサハレ殿と、埋もれた古城のウモ様、そして武田信玄を探す旅のshige様のみである。
四番手として名乗りを上げるべく乗り込んだのはいいが、比高474mを制覇し城跡を調査するには最低でも往復3時間は必要であり、強行すればクマさんのエサになりそうだ・・(汗)

中塔集落から見る想定攻城ルートと全景。
比高400m以上の攻城戦はトレッキングではなく、間違いなく登山の部類であり、藪漕ぎを伴う攻城は何が起きるか分からないのである。
「こんな急峻な山に小笠原長時が籠ったというのか・・・・、信玄公も攻めたというのか・・・」
登り口である山麓の阿弥陀堂まで来ていて、撤収を決断するのは苦渋の選択でもある。
「指揮官である大将は生きてこそ、次のチャンスを待つべし」
たった一人の功城軍で部下などいないが、初冬にリベンジを誓う山城である・・・・・(笑)

制圧のアカツキには、武田vs小笠原の物語など書いてみますので、お楽しみに!
Posted on 2011/10/12 Wed. 22:00 [edit]
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No title
らんまるさま。
ご活躍のようですね。拝見いたしております。
撤退する勇気は必要不可欠ですね。
日没、体力、藪具合・・・
背丈以上の藪によって視界が遮られると、
精神力が奪われるのが実感できます。
登った時間×2以上の下る時間を考えて、
日没から逆算しないといけませんね。
熊もいるし、蛇も・・・
最近はGPSを入手したので少しだけ心強いの
ですが・・・
今後のレポートを楽しみにさせていただきます。
武蔵の五遁
Re: 武蔵の五遁さんへ
武蔵の五遁様、毎度来城かたじけのうござりまする。
日没になろうと攻めて攻めて攻めまくるのじゃ!…と心はリフレインしておりますが、腰ぬけサムライなので、三十六計逃げるが勝ちと自負しております(笑)
地の利がありながら、みすみす課題を残しつつ撤収するのは武門の恥と知りつつ「生きてこそ大将の誉である」と信じている小笠原級のドアホかもしれません(爆)
その後、小岩嶽城に赴いたのですが、得体の知れぬ霊の気配を感じてまたもや撤収。いやはや、中信濃の城は危ないと実感した次第です・・・・(汗)
No title
らんまるどの、こんばんは!
あの鉄塔まで行けば、城はもうすぐですよ!
でも、鉄塔までが本当にしんどいのです
Re: マサハレ様へ
マサハレ様、いつもコメントありがとうございます。
貴殿のページにあった「搦め手から登る」というルートも想定したのですが、オフロードバイクでも無い限り登り口に辿りつけない・・・(笑)ショートカットもままならず正攻法の力押ししかないのですね(笑)
しかし、小生にはその体力も衰えている有り様で・・・(爆)
そのうちじっくりゆっくり鉄塔を目指すとします
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