FC2ブログ

らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0103

2019年の新春によせて その2  

◆北信濃を代表する隠れた名城 その2◆

正月三が日の最終日。地区の新年総会があり滅多に昼間から酒など飲まないのだが、久々に楽しませていただいた。
さすがに酔いが回るのが早い・・・(笑)

せっかくなので新春初夢企画の第二弾を掲載しておきます。
前回ご案内した霞城とともにお手頃に訪問観察できる北信濃の石積み仕様の山城なので、お時間があれば是非お出かけください。

【鷲尾城】 (千曲市倉科)

●主郭を全周する石積み

鞍骨城の南西を守る砦で主郭は平石の石積みが全周している。古墳(倉科将軍塚古墳)を縄張に取り込んだ山城で、海津城(松代城)周辺の砦群と共に戦国末期まで改修されながら使われたと思われる。

IMG_9158.jpeg
ゆっくり休み休みで30分、せっかちに登れば15分・・(笑)

IMG_9162.jpeg
主郭の虎口は二段の石積みが築かれて厳重な防御体制を敷いている。

IMG_9163.jpeg
主郭の西側の高石積み。「折れ」を意識して造作されているが、霞城ほどの技術水準ではない。それでも圧倒される。

IMG_9164.jpeg
石積みは鉄炮を想定し関西から伝わった防御システムであろう。裏込めは無くとも切岸を利用すれば重厚な防御である。

IMG_9165.jpeg
城の正面(大手)は相当に厳しい防御であることは、石積みの高さで分かる。

IMG_9176.jpeg
主郭背後の石積み。もはや芸術品のようである・・・。

IMG_9178 (1)
鞍骨城と似た石積みの形式なので、ほぼ同時期で同じ意図をもって古い中世城郭が近代化への改修がなされたのであろう。

●主郭背後の堀切

IMG_9169.jpeg
信州の山城では定番の二重大堀切(主郭背後。主郭は右手になる)

IMG_9168.jpeg
同じ二重堀切を南側から撮影。

二重堀切の先には長方形の副郭があり、その先は三重の堀切で遮断する厳重さである。

IMG_9172.jpeg
堀切三本を撮影するのはチョッと大変。

IMG_9171.jpeg
堀切①を堀底から撮影するとこんな感じ。

堀切と土塁、そして段郭で構成されたオーソドックスな中世城郭が、鉄砲の普及とともに石積みによる防御を取り入れて急激な変化を遂げていく。
関東の「土の城」、関西の「石垣の城」・・・東日本と西日本の接点であった信濃は独自の城文化を形成していく・・・・。

これから信州の「お城ライフ」を始めようという方々に、いきなり「鞍骨城」とか、「尼巌城」はハードルが高いので「霞城」と今回の「鷲尾城」は小生イチオシのお勧め物件です。是非その目で体験していただきたい北信濃を代表する城として推薦します!

IMG_9157.jpeg
麓から見た鷲尾城の全景。

≪鷲尾城≫ (わしおじょう) 

標高:516m 比高:155m (大日堂下より) 
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:千曲市倉科石杭
最新の攻城日:2013年12月31日
お勧め度:★★★★★ (満点)
城跡までの所要時間:20分 
駐車場:千曲市健康プラザの近くの公園駐車場を借用
見どころ:石積み、大堀切、古墳など
注意事項:石積みは脆くなっているので乗らない・足を掛けない・崩さない。
付近の城跡:天城城・鞍骨城・唐崎山城、妻女山、竹山城など


「S」は駐車場のある公園。登り口はそこから徒歩5分。
スポンサーサイト

Posted on 2019/01/03 Thu. 20:52 [edit]

CM: 2
TB: 0

0102

2019年の初春によせて  

◆北信濃を代表する隠れた名城◆

新年あけましておめでとうございます。

更新頻度が落ちた上に、城ではなくヘタクソな素人のプラモ制作記事も多くなり読者離れに拍車がかかっております・・(汗)

まあ、いつまで更新が続くか分かりませんが、末永くご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いしますw

新春初夢企画として、昨年の12月に再訪した北信濃の小生お勧めの名城のショットをお楽しみください!

【霞城】 (長野市松代町大室)

●大手門(石門)

平石の石積みでありながら、近世城郭の縄張りを持つ珍しい山城。※詳細は⇒霞城2を参照願います

IMG_9088.jpeg
霞城(長野市松代町大室)の石門登山口。最近トレッキングコースとして整備されたようだ。今回このコースからの登城は初である。

IMG_9092.jpeg
地元では「石門」と呼ばれる霞城の大手門の石積。

IMG_9094 (1)
折れを伴う見事な石積み。見る者を圧倒する迫力である。

IMG_9095.jpeg
桝形から強制的に左へ迂回させ城域の東尾根に続いている。

実はこの石門、宮坂武男氏の霞城の縄張図には描かれていない。見落としであろうか。「大手は西と言われ大木戸の地名が残っている」と説明文にありながら、どうした事であろうか。

●主要部

IMG_9096.jpeg
北尾根から主要部への入口を守る重厚な石積み

IMG_9098.jpeg
折れを伴う高さ2m以上の平石積み。裏込めしていないが石垣と呼べるレベルにある。

IMG_9110.jpeg
主郭の東側に接続する郭2の南側の虎口。

IMG_9108.jpeg
主郭を取り巻く石積み。

IMG_9104.jpeg
落差を伴う東斜面に対しても丁寧に石積みが積まれていて見事な景観である。

IMG_9118.jpeg
南側より見た霞城の全景

≪霞城≫ (かすみじょう)

標高600m 比高60m
築城年代:不明
築城・居住者:大室氏?
場所:長野市松代町大室
駐車場:無し(上信越道の高架橋付近に邪魔にならないように自己責任で路駐)
最新攻城日:2018年12月24日 
お勧め度:★★★★★ (満点)
城址までの所要時間:10分
見どころ:折れを多用した縄張と荘厳な石積み、石門と呼ばれる大手門、稜線からの景色


「S」は登山口。北側の永福寺からのルートが良く知られているが、今回のコースのがお勧めである。

今年も皆さんのお城ライフが充実することを心より願っておりますw

Posted on 2019/01/02 Wed. 15:34 [edit]

CM: 2
TB: 0

1125

安土城を作ろう!  

◆艦船プラモとは違う城郭プラモの難しさ◆

んーん、数年前に家人から父の日のプレゼントで安土城のプラモを貰った。

いつか作ろうと思っていたがプレゼントの包装紙に包まれたまま箱積み状態。それも失礼だろうと思い制作開始してみた。

安土城プラモ (1)
日本の名城シリーズ安土城。価格は1800円~2000円ぐらい。

城郭プラモは小学生の時に大坂城と岐阜城を作った以来であろうか・・。

そのまま組んだら小学生時代から進歩しない「オモチャ」になるので、チョッとプロっぽく作ってみる事にした。

【石垣】

このパーツが一番厄介で一番重要である。ここの出来栄えが城郭プラモの出来栄えを左右する。

人によって石垣の表現方法は異なる。今回はベースが黄土色だったので、グレーの下地処理剤(サーフェイサー)で全体を処理して石積みの隙間をグラインダーで削り出す手法にチャレンジしてみた。

安土城プラモ (4)
全体をグレーのサーフェイサーで処理。

安土城プラモ (5)
石垣の立体表現に欠かせない「マイクログラインダー」。この模型の為にわざわざ購入した次第である・・(笑)

安土城プラモ (7)
マイクログラインダーで石垣を削り出す作業を一心不乱で行う。案外楽しいのだが、粉を吸い込まないように眼鏡とマスクは必須

【パーツの色塗り】

着色はパーツを切り離す前に作業しておく。安土城は現存していないのでどんな塗り方をしても怒られないだろう。
天守閣の下層階の白壁を白黒で塗分けるプラモが多い中で、このメーカーは茶色指定だったので、それも面白いと思い今回はこのメーカーの指定色で再現してみた。

屋根はもちろん、屋根裏パーツも事前に塗装しておく。細かい修正は仕上げ時に行う。

安土城プラモ (8)
赤とか紫とかの原色の色使いは信長様の美意識の高さを物語る。

安土城プラモ (10)
三層までの屋根裏は白のサーフェイサーで処理すると良い感じになる。

【各階層と屋根の組立】

接着剤を塗る前に素組みをして接続部分の確認をすると精度が高くなるようだ。
丸や平のヤスリで削って修正して場合によってはパテも準備する必要もあるようだが、このクラスの城郭であればそこまでは必要ない。

安土城プラモ (16)
天守閣二層屋根、三層白壁まで。

安土城プラモ (18)
独自の八角形の四層壁は真紅。この世界観は信長の真骨頂であろう。

安土城プラモ (20)
天守閣の総組立。これであとは土塀を作れば一応完成なのだが・・・。

【屋根の墨入れ(ウェザリング)】

完成から僅か三年で灰燼に帰した城とはいえ、屋根瓦は三年間消耗していたと思われるので、屋根に汚し塗装を施してみた。

現在はウェザリング専用の塗料が発売されているので、各層の屋根を洗うような感じで塗料を流し込めばOKだ。

安土城プラモ (22)
この作業で安土城がオモチャでなくなる・・・(笑)

今さらながら安土城についてチョッと復習してみましょうか。

【安土城の城歴】

安土城は、近江安土山に丹羽長秀を普請奉行として工事に着手した。弘次は昼夜兼行、天正七年には五層七重の天守が琵琶湖上に映じた。この安土城こそ、我が国における本格的な近代城郭の第一歩となった。
天守の瓦は金箔が張られ、最上階は内外とも金、柱は朱に塗られ、壁面は白亜漆喰と紫色に近い美しい色彩に塗り分けられていたという。
しかし、この華麗壮大な安土城も。三ヶ年にして本能寺の変で灰燼と帰してしまった。現在は石垣などの一部の遺構を残すのみとなってしまったが、当時安土城を実際に観ている宣教師のルイス・フロイスの記事によっても、今はなき安土城の様子を伺い知ることが出来る。


安土城プラモ (26)
土塀と門と立ち木を取り付けて完成です。

安土城跡は二度ほど訪問しています。伊勢二見ヶ浦の戦国時代村の復元安土城も訪問しました。

そうそう、父の日に贈ってくれた家人には完成品の写真を送りました。

「楽しんでいただけて何より!」 と返信がありました。

安土城プラモ (24)
不等辺多角形の城は信長独自のアイディアなんだと改めて彼の偉大さに気付いた次第・・・・(汗)

城郭プラモもたまにはいいものですw

Posted on 2018/11/25 Sun. 21:15 [edit]

CM: 4
TB: 0

0816

ダムスタンプラリー2018 完走  

◆もはや何のテーマか分からぬ乱心をご容赦願いたい・・・(笑)◆

「熱し易く冷めやすい」をモットーにブログを運営しているが、正直なところ、山城でこんなに記事が続くとは思ってもみなかった・・。

最近は山城から離れゆく心を引き留めるために「艦船プラモ」とか「なんちゃってダムマニア」とか脱線しまくり。

ダムも適当にやろうと思っていたところ、先日(7/29)の裾花ダム見学会で、「ダムスタンプラリー2018 長野県電気事業60周年記念」なんて台紙をもらってしまい、「いくぞ、やるぞ、おー!!」って感じになっちゃいました・・・(笑)

IMG_0004.jpg
高遠ダムと高遠さくら発電所の表紙。動機はこの表紙で充分です・・・。

IMG_0005.jpg
どうやら最南端は下伊那郡中川村の片桐ダム。ここのスタンプが飯田市だと気づいたのは後の祭りでした・・・。

奥裾花ダム、裾花ダム、湯の瀬ダムの三ヶ所でスタンプ押しちゃったら、残り八カ所、行くしかありません。

長野県が南北に広いなんてことは、山城探訪で重々承知しているのに、11ダム完走の記念品は「スペシャルカード贈呈」と銘打った長野県企業局の罠にはまるとは情けない・・(汗)

それでは、残り八カ所のダム巡礼をダイジェストでご案内しましょうか。

【高遠ダム】  

所在地:長野県伊那市
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:テンダーゲート×3門

IMG_7001.jpeg
高遠城址公園をお尋ねの際は是非ともお寄りくだされ。

【美和ダム】

所在地:長野県伊那市 ※高遠ダムの上流のダム
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:オリフィスラジアルゲート×2門 クレストラジアルゲート×1門

IMG_6993.jpeg
ダム湖の美和湖は水上バイクで賑わっていました。

【箕輪ダム】

所在地:長野県上伊那郡箕輪町
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:鋼製直線多段式 3段ローラーゲート×1門 ホロージェットバルブ×1基

IMG_7055.jpeg
忽然と城壁の如く現れるダムに酔いしれる醍醐味。

【味噌川ダム】

所在地:木曽郡木祖村
型式:ロックフィルダム
ゲート:摺動式ラジアルゲート×1門

IMG_7147.jpeg
今回のスタンプラリーでは唯一のロックフィルダム。

IMG_7150.jpeg
奥木曽湖と呼ばれる美しいダム湖。

【横川ダム】

所在地:長野県上伊那郡辰野町
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:鋼製直線多段式 3段ローラーゲート×1門 ホロージェットバルブ×1基

IMG_7103.jpeg
横川渓谷を辿ると日本最高所の楡沢山城に繋がるのだが、このルートはまさに秘境でありお勧め出来ない。

【片桐ダム】

所在地:長野県下伊那郡松川町
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:ジェットフローゲート×1紋ホーロージェットバルブ×1基

IMG_7201.jpeg
中央アルプス念丈岳の松川渓谷に建設されている。

【小渋ダム】

所在地:長野県下伊那郡中川村・松川町
型式:アーチ式コンクリートダム
ゲート:ローラーゲート×2門 ラジカルゲート×5門 ジェットフローゲート×1門

IMG_7266.jpeg
カメラに収まらないアーチ式ダムは3軸のアーチを組合わせた設計だという。曲線美に魅了される。

IMG_7277.jpeg
小渋湖。近くには武田信玄ゆかりの小渋湖温泉があり、大鹿村へも3kmほどで行ける。

【菅平ダム】 

所在地:長野県上田市
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:クレストゲート×2門 ローラーゲート×1門

IMG_6284.jpg
菅平高原の入口。第一次上田合戦で有名な神川(かんがわ)の上流にあるダム。戸石城の麓を流れる川でもある。

【完走記念品】

今回の「ダムスタンプラリー 2018」の最終ゴールは「菅平ダム」または「高遠さくらホテル」(高遠ダム)。
小生は地元のダムが菅平ダムなので、ゴールテープは菅平ダムの管理事務所であった。完走順位は微妙な57位・・・(汗)

IMG_7301.jpeg
アルクマダムバージョンダムカードと高遠さくら発電所カード、それに5ダムでもらえるダムポストカード。

企業局の方のお話だと、今回のスタンプラリーは、やはり県外のダムマニアの完走が多くて、中には泊まり込みで11ダムを制覇した猛者もおられたとか。ダムカード収集も500枚を超えている方も参加していたようで、あたしゃ足軽以下でございます・・(笑)

IMG_7302.jpeg
費やした時間と燃料代と人件費の結晶がこちらです・・・(爆) ※全てダムカードゲットだぜ!

長野県で開催したのですが、長野県の方の参加者は少ないようで、これは山城探訪と同じ傾向があるかと・・・・(汗)

せっかくなので、戦利品を皆さんにお披露目しましょう。

●アルクマ(ダムバージョン)

アルクマダム1


アルクマダム2

●高遠さくら発電所

さくら発電所1

さくら発電所2

●完走の感想 (ってダジャレかい!)

長野県は広いという事を思い知らされました・・・(って、肝心のダムの感想はなしかい!)

また来年も参加したいと思います。こんどは入賞するぞ!!おーっ!!(爆)




Posted on 2018/08/16 Thu. 09:02 [edit]

CM: 4
TB: 0

0806

裾花ダム見学会 その3  

◆投資回収とメンテナンスのコストで敬遠される水力発電◆

次に向かったのは、裾花ダムの下流の地下発電所。

当初の目的は、裾花ダムを下流側から撮影する為の寄り道だったのだが、係員の方も誘導してくださったので地下発電所見学へ。

裾花ダム① (37)
こんな場所に地下発電所への入口があるとは・・・。

裾花ダムは「治水」「発電」「上水道」に利用する多目的ダムとして昭和39年に着工し、昭和44年に6年の歳月と33奥円の費用を掛けて完成。

発電に関しては安定した電力を地域社会へ供給することを目的としている。
ダム直下の裾花発電所において最大出力14,600kWの発電を行うため、洪水期には、標高545.5Mから標高537.5mの間の2,500,000㎥の容量を利用し、非洪水期には標高560.0mから標高537.5mの間の9,200,000㎥の容量を利用し、最大18.0㎥/sの取水によって発電を行います。

裾花発電所1
地下発電所の場所。

裾花ダム① (23)
係員の方の案内で約200mの地下通路を歩く。通年平均20℃ぐらいなので、酷暑の今年には涼しい・・・(笑)

裾花ダム① (27)
水力発電の仕組み。水流の落差で下部のランナーを回し発電機のローターで発電する。

裾花ダム① (24)
ランナーは定期的に点検を行いリビルトしたスペア部品と交互に使用するという。エコだよね。

裾花ダム① (30)
発電機の最上部の励磁装置。

裾花ダム① (28)
階下に降りる事は出来ないが、上部から見下ろしても分かるように説明書きがある心配りは嬉しい。

裾花ダム① (29)
発電機の制御は全て油圧式。

裾花ダム① (31)
建物の天井には巨大な点検用・部品交換用のクレーン装置。天井が高いのは発電機が縦置きの為だと言われ納得。

裾花ダム① (33)
ガキの頃、外国ドラマで見たタイムマシーンの装置はこんなトンネル仕様だったように記憶している・・・(笑)

年に何回か裾花ダムの常用洪水吐から放流があると、ここの発電所はミストで真っ白の世界になるが、泥を含んだミストなので浴びると茶色になり発電所勤務の人々はかなり迷惑しているという・・(汗 )そんな裏話も聞かせていただき感激。

裾花ダム① (36)
険しい渓谷に造られた裾花ダムゆえ、直下までの道路は造る事が出来なかったという。

ここのダムの見学会の最大の収穫はズバリ非売品「川中島の水」。

非売品なのになぜか「モンドセレクション受賞」というミネラルウォーター。小生もその存在は知っていたが、災害発生時に配布する備蓄水なので世間に出回る事はまずない。

係員の方にこの水の事を聞くと、川中島の地下水を汲み上げて製品化しているのでかなり美味しい水なのだという。
菅平ダム(上田市真田町)の下流にある石舟浄水場の水も製品化したが、こちらは河川水をろ過しているだけなので、地下水のまろやかさにはかなわないらしい。

さりとて、備蓄している水にも保管使用期限があるので、イベントの時に無料配布しているのだという。

まあね、ちょっとネーミングが「川中島の水」だと「川中島の戦い」の怨念が沁みていそうで・・・(笑)

「飯縄権現・からす天狗のご神水」なんてのはどうかしら・・・もっと怪しいか・・・・(爆)

湯の瀬ダム (14)
しばらくは我が家の家宝でございますw




【湯の瀬ダム】

今回の見学会の最後は「湯の瀬ダム」。

実は見学する予定など無かったのだが、裾花発電所の係員の方に「下流の湯の瀬ダムも見学してもらうと景品が貰えますよ」と言われて、浅ましい物欲に勝てず寄り道してみた。

湯の瀬ダム (4)

●ダムデータ

所在地:長野県長野市小鍋
河川名:信濃川水系裾花川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:クレストゲート×3門 放流口ゲート×1門
堤高・堤頂長:18.0m・140.0m
総貯水量:33万㎥
管理者:長野県企業局
本体着工/完成年:1967/1969年

湯の瀬ダム (2)
操作パネル。モニターとクレスゲート3門の開閉機能。

ここの管理事務所は普段は無人で川中島にある企業局から遠隔操作しているという。緊急事態が発生した時のみ、管理事務所に来てクレスゲートの開口作業を行うという。

湯の瀬ダム (1)
ダムコンに演算させるよりクラウドコンピューティングの時代なのは確かか・・・(汗)

湯の瀬ダム (12)
堤頂部から管理事務所方面。

湯の瀬ダムは、上流の裾花発電所の放流水を貯水して下流に一定流量を放流する逆調整池です。また、長野市の上水道の取水池としての供給源としても機能しています。

湯の瀬ダム (10)
湯の瀬ダムから下流方面。

湯の瀬ダム (7)
湯の瀬ダムの放流ゲート。

裾花ダム見学会のレポート、如何でしたでしょうか?

毎年夏休みのこの時期に、長野県企業局の管理するダムは関学会を実施しているそうです。

小生も戻れるのなら、小学生の頃に戻って見学会に参加して見たかったなあー。

もしかしたら、「城」のスイッチじゃなくて「ダム」のスイッチが先に押されたかもしれません・・・(笑)



湯の瀬ダム (9)
非常用裾花ダムが非常用洪水吐のゲートを開けたら、クレスゲートを開けっ放しにするしかないそうです・・そりゃそうでしょうネ。

Posted on 2018/08/06 Mon. 22:56 [edit]

CM: 0
TB: 0

城主からのご挨拶

地域別攻城戦記

諸国在住の皆さまのありがたき進言

もののふ入城者数

在城中の「もののふ」

攻城戦記年表

▲Page top