らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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中山城(上田市)  

◆真田氏関連以外で上田市文化財マップに掲載されている唯一の山城◆

先週末は雨上がりの隙をついて、青木村にある黒丸城を攻略しましたが敗退。

あわや遭難するところでしたぁー(笑)

梅雨の時期の攻城戦はやはり危険ですw・・。

【中山城の歴史】上田市文化財マップ

永和年間(1375~79年)佐久の豪族大井孫五郎長信がこの地に移り築城したものと伝えられる。

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↑小堀切3条。写真にするとよくわかんない・・

この山城は、北麓の武石川、南麓の小沢根川を天然の堀とし、武石川へ落ちる斜面は急峻(きゅうしゅん)で要害の地を占めている。頂の内郭は東西26m、南北16mで周囲に土塁を築いているが、その規模は山城としては県下でも稀(まれ)である。内郭の南方は石垣をめぐらして削平地を作り、北方は裾曲輪(すそくるわ)・帯曲輪(おびくるわ)をもって2面の削平地となっており、西土塁下には犬走りの跡も残っている。東方は大堀切1条と小堀切3条をもって山の背に続き、西方は2重大堀切と削平地があり、さらに2段の削平地と2条の小堀切をもってやせた尾根に続いている。

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↑土塁を巡らせた本郭。完成度は高く、周辺の城でも見られない。

この山城からは依田川流域から遠く鳥帽子山麓、浅間山を一望することができ、見通しも利いている。なお、内郭中央部には秋葉神社が祀られていて、戦前は3月28日に祭典が行われていた

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↑登り口のある「子檀嶺神社」(こまゆみじんじゃ)

★らんまる考証語録★

ふもとにあった武石城居館(現在の武石小学校付近、遺跡無し)の詰め城と思われ、小隊で籠れば充分な防御力を備えている。鳥屋城、小山城、鳥屋砦いう前線の防衛ラインが機能すれば数ヶ月の籠城戦は可能かもしれない。

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主郭背後の石積み。この地方の山城の特徴です

「抵抗すれば皆殺し、生け捕られた男は甲州に連行され鉱夫に、女は身売りされて遊女に」

武田軍の信州諸豪族に対する徹底した殲滅戦は、大井氏の戦意を喪失させるのに充分だったのかもしれない。

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場所:上田市武石小沢根乙-1 (子檀嶺神社社殿横が登り口)
攻城日:2010年5月16日
お勧め度:★★★★☆
見どころ:土塁跡、堀切、石積み、本郭を囲む土塁
時間:ゆっくり約20分。ペットボトル1本あればOK
その他:頂上からの見晴らしは良くないが、必見の価値あり


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Posted on 2010/07/04 Sun. 17:41 [edit]

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