らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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大峰城(長野市)  

◆高度成長の客寄せパンダ天守閣の後始末は?◆

甲越合戦の最前線であった長野盆地には、武田・上杉の前進基地としていくつかの出城があり、上杉方は大峯城、西隣に葛山城、東に横山城を備え、武田方は旭山城を備えた。その中の一つである大峯城は、善光寺の西北にある標高828mの大峯山頂にあり、史実が乏しい。口碑の一説には葛山衆の落合備中守の家臣大峯蔵人の城とも云われ、築城時期は天文年間の初めだろうと云われるが、はっきりしない。
何年位存続したかも不明である。空堀も深い。(長野郷土機関誌第97号 内田貞雄様記事より抜粋)

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↑2008年末に閉鎖されたとも知らず入り口で茫然自失。で、車を乗り捨てて歩きます

入り口の隣りが長野市の火葬場なので、嫌な予感。
なんでこんな山の上に斎場作るんでしょう?天国が近いから??

常に誰かに見られている感じで閉鎖された車道を歩く事15分。

ようやく模擬天守に辿り着く。

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昭和37年に完成した模擬天守。誰もそんなもの希望してないのにお役所仕事で作り上げた傑作。
金華山の岐阜城の2階建てバージョンで江戸時代初期仕様(笑)

史実に無い無駄な建造物を作るに当たり、地元の史跡保存会の意向を確認したというが定かでは無い。

(群馬県にある牛伏山展望台は中世の城跡を破壊して模擬天守を建てたらしい。許せない蛮行だ)

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長野県町村誌によれば本丸跡、二の丸跡があり北側に空堀という山城時代の遺構が残るらしい。往時は展望スポットとして家族連れで賑わったようだが、霊の気配が強く調査を断念し戻る事にした。

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↑駐車場付近には立派な堀切の跡が残ります。

疑似天守からは善光寺平が望めるロケーションだったようですが、今では駐車場跡から見るしかありません。
で、閉館したこの施設の解体と現状復帰にかかる費用は誰が持つのでしょう・・・・。

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城跡を戻る道では、背中に冷たいものを感じながら下りました。(マジ怖かったぁ)
入り口にある長野市の斎場で、その日荼毘に臥された煙りを目撃したのは、偶然ではなかったのかもしれません。

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南隣りの山にある葛山城落城時の姫谷伝説の怨念なのか、現世に憂いを残す人々の怨嗟なのかは知らないけれど、霊の集まる場所であることは間違い無いようです。
※ちなみにその後葛山城を攻城しましたが、何の気配も感じる事はありませんでした。

場所:長野市富田(標高828m)
攻城日:2010年6月6日
お勧め度:★★☆☆☆
時間:長野市大峯山斎場(戸隠バードライン)から徒歩15分
見どころ;廃城となった模造天守、堀切、土塁、ちょっと見えるパノラマ風景
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Posted on 2010/08/13 Fri. 00:54 [edit]

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