らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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中山城(長和町)  

◆大門街道と和田街道の分岐点を抑えた山城◆

この季節になると、上田小県地方の山は松茸山なので入山には注意が必要です。

松本市の四賀地域もヤバイですw。

山城探検隊の人々は自分も含めて怪しいので、冤罪に発展する恐れがあります(笑)

で、危険を犯して望んだ中山城攻城戦。

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↑国道152号線の落合バス停付近から橋を渡り大門川を越えて左折します。(普通車でも駐車OK)

中部電力青原発電所の脇に尾根に登る道を発見し、キノコ泥棒は侵入します(冗談です)

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≪中山城≫~宮坂武男先生の山城探訪記より~
東の山麓が根小屋で、東の斜面は「城の腰」の地名があり相馬伊勢守の屋敷があったとされ、相馬川原と呼ばれている。

確か登り口の民家の表札は「相馬」さんでした。
相馬氏の末裔かしら・・

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城の大手道は相馬屋敷からと思われるが、痩せた尾根を進みます。

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↑大門川の上流から山裾をくり抜いて水路を作り、落差を利用した水力発電施設の貯水池があります。

急勾配を喘ぎながら進むと、僅かに石積みの残る土塁が現れて城域となります。

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この地域の山城は、武田支配の時代に改修されたところが多いのですが、城跡を見る限りでは利用価値が少なかったのか、打ち捨てられたようですね。

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↑本郭と二の郭に残る埋もれかけた堀切

それでも二の郭の驚く広さと直線距離にして80m以上の郭を備えた城域は長窪城に匹敵する構造です。

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↑城域の最終を三重の堀切で仕切るのは、毎度お馴染の構造

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和田街道を挟んだ尾根には矢ケ崎城があります。

砥石崩れで敗退した武田晴信に反旗を翻した和田城の大井氏は、再び和田峠を越えて進軍してきた武田軍に戦いを挑み、この付近で敗走したといわれています。
この地から上田方面に至る依田窪(よだくぼ)地方の大井一族の諸城は破竹の勢いで武田軍に撃破されます。

「衆寡敵せず」

恐らく中山城もこの時に放棄されたのでしょう。

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↑中山城全景

上田小県の山城で、史実として籠城戦で持ちこたえたられたのは砥石城だけです。

後詰めの無い籠城戦は士気にも影響したのでしょうネ。

≪中山城(長和町)≫ 
標高:875m 比高140m
場所:小県郡長和町落合
攻城日:2010年10月2日
お勧め度:★★☆☆☆
時間:山麓の発電所の東斜面から尾根伝いに約20分程度
見どころ;土塁、堀切、石積み、連続する広域の郭



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Posted on 2010/10/05 Tue. 23:00 [edit]

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