らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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虚空蔵山城(上田市)  

◆上田・坂城を一望出来る太郎山城塞群最高所の砦◆

寝正月と不摂生がたたり、体重が3㎏も増加(笑)

このままではイカンと思い虚空蔵山を縦走するプランを立てる。

実は2008年5月3日に和合城~虚空蔵山を往復した履歴(4時間)があるので、今回は別のコースでのトライ。

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本日の攻城戦コース:座摩神社(上田市上塩尻)~持越城~兎峰~虚空蔵山城~鳥小屋城~高ツヤ城~陣馬鳥越山~ケムリの城~座摩神社

持越城を過ぎて兎峰に向かう登山道は斜度30度以上の急勾配。弛んだ体に気合を入れながら登るのだが、心臓が口から出そうなくらい息が上がる(笑)

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30分かけてようやく兎峰直下の岩場に辿り着くが、ロープを伝って岩場を廻り込むスリリングな展開。

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やっとの思いで兎峰(うさぎみね)に登ると恐ろしいほどの断崖絶壁で、高所恐怖症の方にはお勧めを躊躇うほどだ・・・(爆)

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今年の干支は兎なので、御利益があるかもしれないゾ!

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↑上田市街地方面

兎峰から稜線を登り尾根まで30分。昨晩降った雪が残りかなり滑るので慎重に登る。

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↑兎峰全景。見張り台としての機能だったと思われる。

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分岐点。右側へ縦走すると約2時間で市民の山「太郎山」へ行ける

10:00から攻城を開始して2時間20分で頂上へ到着。

先陣のご婦人2名がいたのには驚いた。山ガールならぬ山オバハン恐るべし。最近は山でもオバサンに良く出逢うので、ブームなんだーと思う。聞けば同じルートでの攻城だという。(もっとも城巡りでは無いらしい)

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↑山頂の本郭

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↑西側の堀切

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↑南側の腰廓

≪虚空蔵山城≫ (こくうぞうざんじょう)

~「小県郡史」より
虚空蔵山城は塩尻村上塩尻字虚空蔵山の頂にある山城なり。里人御殿城とも呼ぶ。虚空蔵山城といへるは其麓に虚空蔵尊を安置せる堂字を以ってなり。本郭東西二十間、南北十間、四方険峻?づるに難し。南東に當りて兎峰の岩角峠つ。座摩神社の奥社の地となす。兎峰の字持越に持越城あり。虚空蔵山城の支城となす。
~中略~里傳に此城は多田淡路守の守る所なりという。天文十六年村上氏長臣の治部左衛門尉の裔多田三八成城し、同二十三年六月九日計略により武田に降る。日ならずして又村上氏並びに上杉氏に通ず。
この事露はれて同月十六日 馬場美濃守信房のために誅せられるともいひ、或いは後年長篠役に戦死すともいふ。
城は真田氏起るに及び其砦となる

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↑山頂から臨む坂城・屋代方面

真田昌幸が徳川家康に築城許可を願い出て上田城の普請に取り掛かると、上杉景勝は虚空蔵山城に部隊を送り阻止を企てようとしていた事は周知の事実である。(その後部隊を反転し屋代方面に進出してきた小笠原貞慶の排除戦となる)

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↑壁面に設置されたロープで西側の稜線を下降する。スリルというよりは危険を感じる。

≪鳥小屋山城≫

詳細不明。虚空蔵山の支城だったと思われる。曲輪が三ヶ所確認出来る。

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城跡全景(虚空蔵山城の西側稜線より)

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本郭跡。祠がある。

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↑本郭の北側には腰曲輪と思われる二つの平坦地が確認出来る

≪陣馬鳥越山≫

高ツヤ城の入口の稜線条にある岩場。和合城と高ツヤ城を結ぶ防衛ライン上にある。

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≪ケムリの城≫

詳細はケムリの城を参照。冬に訪れるとその威容が更に鮮明になる。

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見事な主郭背後の大堀切

ケムリの城から鉄塔経由で座摩神社(ざますりじんじゃ)へ帰還コースとなる。

これが予想外の難コースで膝が笑う。既に4時間以上に渡り山中を彷徨っているのですから・・(笑)

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ようやく登山口に戻れたのは午後3時。(上の写真中央の峰が兎峰)

ここからは飯綱城も良く見えます。

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↑昨年8月に攻城した飯綱城。目視でも稜線に大堀切を確認出来ます。

≪虚空蔵山城≫ 
場所:上田市上塩尻(標高1076.9m 比高655m)
攻城日:2011年1月9日
お勧め度:★★★★☆
時間:今回のコースは5時間。虚空蔵山へのルートは太郎山からの縦走以外は途中で簡易版のロッククライミングが必須。体力と装備は充分で臨んでいただきたい。
頂上や稜線からの景色は最高!






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Posted on 2011/01/10 Mon. 11:47 [edit]

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