らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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山の鼻砦(上田市)  

◆依田窪方面の監視の砦◆

5月の連休中は遠出する予定があり、ブログの更新も止まりそうなので連日掲載の大サービス(笑)

小県郡長和町にあり所在不明だった「山の鼻砦」を攻略してきたのでご紹介します。

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国道152号線の下立岩交差点の次の信号機を武石方面に向かい最初の十字路脇が登り口

当初は山の稜線にある電波塔付近だと思っていたが、前回の下調べでは違う事が判明し今回再チャレンジ。

この場所は完全に私有地なので、訪問する際には注意が必要です。(椎茸栽培用の原木を生産する作業場あり)

山の鼻IMG


※実は攻城後に地主さんに呼びとめられてしまい、事情をお話して赦して頂きました。以前に村役場から「狼煙台の跡」があるから調査したいと申し出があり、その後うやむやになった経緯があったそうです。お役所仕事とはそんな程度なんですね(笑)

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一段高い台地の脇から伐木運搬用の林道へ入り稜線と交差する場所の止め山テープを西に辿ります。

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動物的な勘を頼りに稜線をテープに沿って登る。

「山の鼻」とはステキなネーミングだが、目とか口もあるのあろうか・・・

おバカな事を考えながら林道から5分も登ると城域である事に気づく。

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小さな腰曲輪の上に本郭がある。

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15×5程度の本郭。物見程度であったのあろう。

この砦の存在を知ったのは宮坂先生の「図解山城探訪」。名前が気になったのでどうしても見たかった。

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二の曲輪(3×8)から見る本郭。背後に土塁らしき跡がある。

二の曲輪の西側の稜線の先には二本の堀切りが確認出来る。埋まってしまったようで浅い。

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浅くても一応堀切りがあるゾ

この砦は恐らく、武石城やその周辺の城館の見張り小屋だったと思われる。

構造は前に紹介した鳥屋山砦に良く似ている。

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南側は雑木林に遮られるが、北側は遠く丸子城まで見渡せる素晴らしいロケーション

天文十一年(1542)、武田軍の依田窪地域への猛攻によりこの砦も落城したと思われるが定かでは無い。

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≪山の鼻砦≫

場所:小県郡長和町古町有坂
標高:710m 比高:102m
築城年代:不明
築城・居城者:不明(武石大井氏?)
攻城日:2011年4月29日
お勧め度:★★☆☆☆
見どころ:二つの郭と浅い二条の堀切
時間:依田窪南部中学校から徒歩20分
その他:冬の間に訪れるのが良いと思います。(秋は松茸山なので不可)









Posted on 2011/04/29 Fri. 19:40 [edit]

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