らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0325

柏山城(上田市)  

◆砥石城に隣接する繋ぎの砦◆

昨日は半日雨降りで再び籠の鳥状態(笑)ストレスが溜まるばかり。

本日、天気予報では晴れ時々曇りの予報だったので陣太鼓を鳴らして攻城の支度を整える。(ってかビョーキ?)

外を見たら「雪が降ってる!?」

天候の回復を待つこと一時間半。攻城先を砥石城の砦の柏山城へ変更し以前の記事のリバイスに挑む・・(汗)


柏山城 001
関越自動車道上田インター近くの高速道下のトンネル「上田菅平13」を潜ると鉄塔への保安道がある。


柏山城も上の城と下の城という上下二つの場所で構成されているという。


柏山城 050


鉄塔脇の養影蚕社に戦勝祈願(?)をして尾根の稜線を登る。道に迷うことは無さそうだ。

登ること25分で東側の稜線と合流する「下の城」の城域に到着する。

柏山城 005
18×5程度の単郭。

本郭の周囲には腰曲輪を造作した程度で、背後の堀切が無ければ城跡だとはわからないだろう。


柏山城 007


写真ばかりでは良く分からないので、縄張図をご参考あれ。

柏山城縄張図2
地図を拡大コピーして手書きで書き足していく作業でございますw


柏山城 010
本郭背後には、あまり見栄えのしない堀切が一条ある。


上の城へ向かう城域の最終稜線上には人工的にかさ上げしたと思われる盛土の郭らしき跡がある。

柏山城 015
左右を切岸に加工しているようにも見えるが…?


登ることさらに15分で上の城の城域に到達する。しかし、直接郭に登る道が無い。しかも急峻な斜面だ。
仕方がないので裾を迂回して後方の搦め手の鞍部から攻めることになる。

柏山城 019

下の城でがっかりしたので、正直なところ上の城には期待していなかったのだが、見事期待を裏切ってくれた訳ですよ(笑)

拍手喝さいの「これぞ村上連珠砦群の証し」であるスパッと切った二重堀切がお出ましだ!!


柏山城 029
二重堀切の堀底から高さ10m以上はあるだろう見事なヒップラインだ・・・・ため息ものです!

柏山城 036
郭からW型の二重堀切を見おろす。


お尻フェチじゃないが、この瞬間の為に苦労して攻め上がって来たのだ。


「良き堀切を見せていただきました。ご馳走様ですw」

柏山城 041
15×5の単郭なのだが、周囲は石積み仕様だった事が分かる。


ここから砥石城とその守将の屋敷のあった金剛寺集落は目と鼻の先である。

しかも、上の城の場所は砥石城の桝形城の高さとほぼ同じである。


柏山城 044
ズーム5倍で桝形城。

村上連珠砦群の中でもここからの眺めは優れている城の一つだ。

恐らく見張り砦と烽火台として機能していたのであろう。

とはいえ、1.5km先の花古屋城は見えないので中間にもう一か所連絡基地があったのかもしれない。


柏山城 047
南側の尾根は やはりかなり急峻であるが、かつては登城路があったと思われる。


三月の城攻め納めとしては、久々にストレス解消となった見応えある砦でしたとさ・・・・じゃんじゃん!(爆)

柏山城 053
柏山城全景。左上の高い場所が以前に間違ってお伝えした場所でございます…(反省)

≪柏山城 上の城・下の城≫ (かしわやまじょう  古城)

標高:807m 比高250m (上の城)
標高:728m 比高170m (下の城)
築城年代:不明
築城・居住者:村上氏
場所:上田市住吉小梨久保
攻城日:2012年3月25日 
お勧め度:★★★★☆
城跡までの所要時間:下の城まで20分 上の城まではさらに15分
見どころ:郭、二重堀切など
参考サイト:信玄を捜す旅
参考文献:「図解山城探訪 第三集 上田小県資料編 宮坂武男著」


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Posted on 2012/03/25 Sun. 18:11 [edit]

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