らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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山家城①(松本市 リバイス)  

◆中信濃を代表する要塞城 B区域攻城戦◆

山家城(やまべじょう)の訪問は二度目である。

「山城の調査は、一度や二度では、到底完全期すことは不可能である。何回も訪れ、地名や伝承も頼りに確かめ・・・・・」図解山城探訪の前書きで宮坂武男氏はこう述べている。

遠く足元にも及ばない小生などは一度目で「木を見て森を見ていない」(笑)

さりとて二度目ならば林ぐらいは見れそうと思い、前回の幼稚な記事をリバイスしてみようと思う。

まあ、もう一度攻めないと自分なりに満足の出来る記事にはなりそうも無いが・・・・(汗)

山家城2012 (114)
通常の登山道の脇に恐ろしく長い竪掘が下りてきているので、堀底を登りB地区へ向かう事にした。


山家城の縄張は大きく分けて四つの区域の集合体と見る事が出来そうだ。


山家城見取図 ③
山全体を使い全ての尾根に郭と堀切を配置している「要塞」である。


通常は「一つの城に対して一つのレポート」がモットーなのであるが、これだけの巨大な要塞なので3分割で掲載したいと思います。平にご容赦いただきたい!!(笑)


【B地区調査記】


竪掘㋐は全長50m近い長さを誇る。こんなに堀切を辿るのも初体験だ。

山家城2012 (6)

山家城2012 (8)
尾根の手前部分で一度横堀に近い状態となり、尾根の北側へ落ちている。面白い構造になっている。

山家城2012 (10)
東へ向かう尾根沿いには数段の腰郭が認められる。

B地区の主郭的な郭4に至るまでには更に二条の堀切がある。南側の沢への長さは異常とも思えるが、この沢からの攻撃に備えていたものと推察される。

山家城2012 (12)
堀切㋑(竪掘)上巾11mあろうか。堀は続くよどこまでも~♪

山家城2012 (18)
堀切㋒(竪堀)上巾8m

堀切から四つの段郭を越えてようやく「郭4」へ接続する。

山家城2012 (22)


山家城2012 (26)
通常の登山道は沢から直接「郭4」に接続している。

山家城2012 (25)
二つの連続する土塁を越えた先がC地区との境にある堀切㋜となる。


まあ、これだけの防御がある峰としては第一師団並みの戦力であり、ここだけでも戦闘可能な独立した山城である。(チョッと 何言ってんだかよくわかんない・・・笑)

次回は「C地区攻城戦」の予定。(予定は未定かもしれない??)


≪山家城 B地区≫ (やまべじょう 中入城)

B地区標高:985.0m 比高185m
築城年代:不明
築城・居住者:山辺氏、小笠原氏(?)
場所:松本市大字入山辺字中入
攻城日:2012年5月4日 
お勧め度:★★★★★(満点)
城跡までの所要時間:20分
見どころ:堀切(竪掘)、土塁、郭群
参考文献:「図解山城探訪 第五集 松塩筑史料編 宮坂武男著」











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Posted on 2012/05/06 Sun. 17:51 [edit]

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