らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0319

危険と隣り合わせだった西牧氏の城砦ツアー  

◆ニホンシカの増殖と山城探訪の危機◆

17日(日)は、ていぴす殿との共同戦線による軍事行動、で西牧氏の城塞群である亀山城、北條城、城日影砦、田屋城(いずれも松本市梓川)を攻め落とす。

本当は鞠子山城も含めて五城合計の比高900mに挑む予定が、雑な時間配分と体力を越えた計画により、信州人の意地を通すことが出来なかっただけである・・(笑)

北條城2 (11)何度見ても惚れ惚れする亀山城背後の壮大な竪掘り。

亀山城と北條城は昨年10月の夕暮れ時に訪れ、タイムアウトで消化不良のまま退却。

今回の訪城で四つの尾根を合点が行くまで歩いて調べた。(これが体力消耗の原因という説もある・・)

北條城2 (29)北尾根の中枢の郭には雷鳴神。

次に向かったのは、後にも先にもこんな砦誰もアップしないだろう「城日影砦(じょうひかげとりで)」

西牧氏の所領の最南端を見張る砦で、左右を垂直に近い岩崖で囲まれた尾根の上の三角点に位置している。

城日影砦 (1)そこを目指す勇気があれば、チャレンジすべきであろう。

沢に響く猟犬の鳴き声、乾いたライフルの銃声・・・・

狩猟シーズンは2月末で終わったはずだ・・・・我々に戦慄が走る・・(汗)

城日影砦 (15)砦に刺さる三角点。

こんな場所で撃たれても洒落になんないし・・・(笑)

城跡をサッサと調べて退却する。

昼食後に田屋城へ攻め登る途中で、らんまる隊はとうとう本物の鉄砲隊に遭遇するのであった・・・

田屋城 (7)田屋城手前から見た松本平。

「注進!! 沢方面に人の気配あり!!」

直後に猟犬が駆け上がってくる。鉄砲隊のオジサンもこんな場所に人がいるのには驚いていた。

聞けば害獣駆除で付近の山のニホンシカとイノシシを追っているのだという。

城山までの安全は保障してもらったが、誤射されても文句は言えないだろう・・・(汗)

田屋城 (48)田屋城背後の搦め手最終堀切。

ここ数年、松本平周辺の里山や北アルプスはニホンシカの食害被害が深刻で、「イノシカネット」なる金属製の防御ネットが山裾の至るところに設置されている。中には高圧電流を通している柵まである。

残念ながらそれだけでは繁殖力の強い鹿は増殖を続けるだけなので、狩猟による個体数の減少策を行っているが猟友会の会員の高齢化もあり有効策とはなっていないらしい。

害獣駆除はシーズンに関係なく許可が下りれば年中実施しているとの事である。

北條城2 (112)北條城の登り口にある金松寺から見た田屋城全景(手前の峰)

田屋城の調査を終え無時下山出来たが、訪れる人の無い廃れてしまった山城巡りは「クーさん対策と鉄砲隊対策」が必須となった。

幸いクマに出逢った事は無いが、今までの経験の中で一番恐怖を感じたのは、無名に近い山の中で「人間」に出逢った時である(汗)

相手もそう思っただろう・・(笑)

信州の山城シーズンは、北信濃を除けばゴールデンウィークまでであろうか。

道も無いような険しい山城にチャレンジするのは大いに結構だが、単独行動は避け目立つ色の服装と存在を示すラジオや熊鈴は必携。場合によっては笛(ホイッスル)も携行すべきだろう。

田屋城 (83)斜度40度以上はある田屋城への道(ってか道はほとんど消えて藪と灌木に覆われた険しい斜面のみ)

山城巡りは楽しくがモットーです・・・(爆)

危険を感じたら潔く撤収しましょう!

最後に「地獄の西牧砦ツアー」に同行いただいた「ていぴす」様には感謝感謝です。

今度も生きて帰れるといいですね・・・・・(笑)


今回のツアー城塞群はそのうちアップしますね。


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Posted on 2013/03/19 Tue. 07:51 [edit]

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