らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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十二山城 (佐久市入沢十二山)  

◆入沢城の大手を守る駆逐艦◆

このところだいぶ暖かいのでファーマー(農夫)の皆さんが畑にお出ましのようだ。

クーさんも当然の如く冬眠から目覚めているのであろう・・(汗)

来週は4月になるというのか!!年齢を重ねると月日のスピードはワープ航法なのかと思ってしまう・・(笑)

佐久入沢シリーズの最終章でご紹介するのは「十二山城(じゅうにやまじょう)」

十二山城見取図①描いてて気が付いたのだが、足跡みたい。

場所は先日掲載した入沢城の入口にあり、まさに入沢城の大手を守る「出城」そのものである。

十二山城 (32)吉祥寺入口手前の東側にある薄暗い雑木林の丘が砦跡である。

この城跡へ入るには、北側から畑の畔道を隠密同心としてシラバックレて登るか、城域の東側から郭2の墓地に直接通じる道を正統派として進むか二社択一である。

今回小生がどちらを選択したのかはノーコメントである・・写真見ればバレます・・(笑)

十二山城 (1)段郭を重ねる事で敵を威圧する。北側の斜面の処理。

枯れ草の状態から見ると、夏場は藪に覆われているのであろう。

十二山城 (4)主郭下の段郭。丁寧に削平されている。

十二山城 (5)北斜面東側の段郭。傾斜しているが人の手が入っていることが分かる。

この城も磯部城同様に城主城歴についての伝承や資料は無いので不明なのだが、入沢城の入口に位置しているので入沢城関連の砦であることは間違い無いと思われる。

数段の段郭を経て頂部に郭1がある。西側に虎口を開く形で土塁が囲んでいる。

十二山城 (13)西側の土塁

郭3との接続部分にも祠の置かれた土塁がある。もともとは周囲を囲っていたと見るべきか。

十二山城 (12)

郭1の背後は南へ緩く傾斜した最大の面積を持つ郭3となる。

墓地となっている部分に小屋掛けしていたものと思われる。

十二山城 (16)

南側は再び傾斜を持つ高台で郭2になっている。

古墳の石室のような石組がむき出しになっている。この付近には古墳群があるので案外その遺構かもしれない。

十二山城 (25)石の造作物。

十二山城 (23)郭2の南側は傾斜が続き終わっている。

これといった防御もないので、入沢城の入口に置かれた番所みたいなものであろう。
または戦闘時における武士たちの長屋が置かれていたのかもしれない。

入沢城の大手方面を守る砦あった事は間違い無いと思われる。


≪十二山城≫ (じゅうにやまじょう)

標高:764m 比高30m 
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:佐久市入沢
攻城日:2013年3月20日 
お勧め度:★★☆☆☆
城跡までの所要時間2分 駐車場:適当に路駐
見どころ:土塁
注意事項:畑への無断侵入は不可。南側の墓地から入るのが良さそう。
参考文献:「信州の山城と館① 佐久編 宮坂武男著」


十二山城 (36)集落東側からみた十二山城全景。




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Posted on 2013/03/27 Wed. 07:37 [edit]

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