らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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伝説に魅せられし者となるのか(序章)  

◆鬼を探し求めて戸隠・鬼無里の里へ~◆

昨年五月に戸隠の城攻めを敢行した時に、この地に伝わる「鬼女紅葉伝説(きじょもみじでんせつ)」という物語を初めて知った。

謡曲「紅葉狩」のヒロインとしてつたえられているこの鬼女は、平将門の残党と組み、妖術を武器に交通の要所を襲う群盗の女首領で、のちに平維茂に滅ぼされてこの世を去った、いわれている。
※謡曲「紅葉狩」は観世小次郎信光(1435-1516)の作で「女装・宴会・鬼退治」というトレンドを用い大衆に受け入れられた

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戸隠の志垣にある「鬼の塚」。紅葉とその配下の墓がある。

この物語が単純な勧善懲悪ならば、さして感心も持たなかったのだが、悪の化身であるはずの紅葉が里人にとっては「貴女」であり、村のヒロインとして伝承されているというから驚きであった。

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「柵(しがらみ)の里」大昌寺には紅葉と維茂の位牌があり、紅葉慈母観音が建立されている。

史実としては存在しない「鬼退治」の伝承を調べる気になったのは、紅葉が美女と伝わるからであろう。

悲しい男の性である・・・(笑) 

が、しかし、「浪漫」とはそういうものであろう・・・(懸命な言い訳・・・見苦しい・・・汗)

紅葉伝説201406 (66)
荒倉山にある紅葉の軍事拠点を探索する。オカルト映画真っ青の不気味な山中である。

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紅葉の根城であった「鬼の岩屋」

こんな伝承(伝説)を検証するような物好きな人などいないと思ったが、いたのである・・(汗)

次回からは、その方の著書を参考に、史跡の写真とともにご案内したいと思います。

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鬼無里の松厳寺。紅葉の菩提寺で、ここにも墓があり、戒名まである。

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水芭蕉で有名な奥裾花自然園に向かう道路の途中になる紅葉の内裏屋敷跡。


【おまけ】

二週連続で戸隠・鬼無里を訪問したし、せっかくなので地元の温泉に浸かって蕎麦を食べる事にした。

紅葉伝説201406 (195)
鬼無里の湯。日帰り入浴は510円。(税込)

フロントのお姉さん、「紅葉」さんを彷彿とさせるベッピンさんで、チョッとドキドキ。(変態中年かっちゅーの!)

ラッキーな事に先客も上がったあとで貸し切り状態。

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もちろん天然温泉。原泉は11.5℃なので加熱し循環させている。無色無臭ですべすべの泉質。

原泉かけ流しばかりが強調される温泉業界だが、殺菌消毒という衛生面では循環型に軍配が上がる。

ちょっと遅めのお昼は鬼無里蕎麦。(税込703円)もちろん手打ちで信州産の蕎麦粉使用。(大盛りは200円増し)

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戸隠蕎麦ばかりが有名路線になっているが、麺よりも「そばつゆ」・・特に「かえし」で全体が決まる。

信州に生まれ育った小生ではあるが、旨いと思ったお気に入りの蕎麦屋は数店しかない。

星の数ほどあるラーメン屋と違って(決して愚弄している訳ではないが・・)、誤魔化しの利かない蕎麦屋さん、大変である。

小生のお勧めの蕎麦屋さんは、そのうちボチボチと紹介します・・・(笑)

次回から始まる「鬼女紅葉伝説」~その実像と虚像に迫る~をお楽しみに・・・・(爆)

紅葉伝説201406 (163)

ジキルとハイド。天使と悪魔。その二面性を兼ね備えた紅葉と維茂の壮絶な攻防戦は次号から・・・・・
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Posted on 2014/06/09 Mon. 22:45 [edit]

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