らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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甲斐の山城と館㊦  

◆未知の領域への道標となる教則本◆

配本予定から約一ヶ月ずれて、昨日ようやく我が家に届いた。

「甲斐の山城㊤」で感じた違和感を㊦でも感じる。宮坂武男氏が「図解山城探訪」(信濃の山城と城館のベース本)で披露してきた城郭研究者としての自信が、このシリーズでは影を潜めて他府県に対して遠慮しているように思えてならない・・・・・(汗)

そんな事が果たしてあるのであろうか・・・(汗)

甲斐の山城と館㊦001
表紙の鳥瞰図がどこの城か瞬時に分かった方は、武田一族の怨念に苛まれていると思われる・・(笑)

この下巻に掲載されている山城と城館299ヶ所のうち、今日まで小生が訪問したのは、ここ一ヶ所だけしかない。

「残り298箇所どうするつもり??」

「気が向いたら、そのうち・・・・」  (笑)

岩殿山城 (64)
岩殿城全景。見た瞬間に戦闘意欲を喪失させるに充分な威容であろう。

岩殿城の最後の城主である小山田信茂(武田信玄の従兄弟)については、残念ながら最後の最後で主家を裏切った不忠者として語られているが、真実はどうやら違うようである。

岩殿山城 (41)
岩殿城の主郭から見た城下町。

小山田は、滅びる武田の為に自分が守ってきた岩殿城下の領民が、織田・徳川との戦禍に巻き込まれるのを避けたかった。勝頼の入城を拒否したのは、単純な考えであったという。

その辺のお話は、また今度・・(笑)

岩殿山城 (8)
岩壁の上に郭があると知っていても、「来なければ良かった・・」という後悔ばかり・・・(汗)

宮坂武男氏による信州の山城と館の収録数は約1800(全8巻)、甲斐は約600(全2巻)。

単純な数値の比較だけで城館は語れないが、信州のゴミのような山城を各個撃破していった信玄の方針にはただただ感嘆するのみである。

甲斐の山城と館㊦002
裏面は真篠城の縄張図。上杉の畝状連続竪掘も真っ青の仕様だ。

「山城は尽きない・・・」

なるほど、その言葉の意味が思い知らされる今日この頃ではある・・・・・。

書籍名:甲斐の山城と館㊦ 東部・南部編 (かいのやまじろとやかた とうぶ・なんぶへん)
価格:7,800円+税
出版社:戎光祥出版
初版:2014年7月

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Posted on 2014/06/27 Fri. 23:47 [edit]

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