らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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「鬼と猿の名がつく」山城の特集  

◆毎回生きて帰れる奇跡を神に感謝しなければ・・・◆

先週末、地元で残念な滑落死亡事故の痛ましいニュースが入った。

北アルプスとかの3,000m級の険しい山岳ではなく、長野市平柴の旭山・・・そう、旭山城のある旭山(785m)で仲間と登山で来ていた中学生が岩場で足を滑らせて100mほど滑落し亡くなったというのだ。

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場所は不明だが、旭山城で岩場の断崖といえば東に張り出した郭3あたりであろうか。

不慮の事故とはいえ、無限の未来のある少年が命を絶たれたことは非常に残念でならない。

がしかし、彼の死は我々の山城探訪の趣味への警鐘である事を肝に銘じなければならないだろう。


【鬼とか猿の名がつく城は獣ですら寄せ付けない険しさ】

以前にも書いた(?)が、小心者の小生が足が竦んで動けなくなった城はいくつかあるので写真でご紹介しよう。

●鬼ヶ城(上田市真田町角間温泉)

坂上田村麻呂の鬼退治伝説の残る奇岩。

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鬼の岩に続くこの鎖は補助ロープではない。体重を掛ければ外れるかもしれないのだ。

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鬼の誘いにのってはいけない。

●猿ヶ城(上田市真田町)

松代街道を越えて真田領に入る敵を監視したという目立つ砦。

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断崖に突き出した郭には絶対に登ってはいけない。ガレが崩落して間違いなく転落死する。小生は思わず留まった。

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この中央の岩の先端が先ほどの写真。冥界への入口かもしれない。


●鬼ヶ城(上田市武石焼入)

旅人の道標として名付けられただけと思われる伝説の山城。

鬼ヶ城(上田市焼山) (37)
転落したら即死であろう岩尾根。

鬼ヶ城(上田市焼山) (42)
この場所で手を放したら間違いなくこの世とお別れです。それでも写真を撮るバカは救われません・・・(汗)

鬼ヶ城(上田市焼山) (27)
鬼の棲み処などと伝わる伝説の城に間違っても登ってはいけない。


●猿ヶ城砦(東筑摩郡生坂村)

この城域のある岩州公園経由で善光寺街道が貫通している。庶民の生活道路だったという驚愕の事実がそこにある。

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生坂村の猿が城砦。こんな山中に教育委員会の説明版があるものある意味凄い。

猿が城砦(生坂村) (1)
猿が城砦の白州岩。雨乞いの儀式の為に村人はここまで登ったという。


●猿こや(松本市四賀)

地山の地形を生かした「逃げ込み城」のようだが、人為的な加工が確かに確認出来る。単独訪問は厳しいと思われる。

猿ごや (42)
松本市四賀にある「猿こや」の本郭。やはり岩ガレを利用し頂部を削平している。

猿ごや (60)
「猿こや」の遠景。さすがにここは単独で行かないほうが良いだろう。


●鬼の岩屋(長野市戸隠)

山城とは趣を異にするが、「紅葉伝説」の舞台となった「鬼の岩屋」もかなり険しい場所にある。

紅葉伝説201406 (72)
鬼が釜を持って逃げる様と伝わる「釜背負い岩」

紅葉伝説201406 (92)
鬼の岩屋。ここで紅葉は平維盛軍を迎え撃ち籠城したという。


信濃の山城で鬼と猿の名がつく未訪の山城は残り2か所。

いずれも相当な覚悟がないと登れないので、今のところその覚悟が無い・・・・(笑)

生きて帰れるプランこそ私の全てである。

山城フリークの皆様、どうかご無事で楽しい山城探訪ライフを過ごされる事を願って止みません。

ヤバイと思ったら引き返す勇気をお持ちくだされ・・・・。

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角間温泉の「鬼ヶ城」が小生の鬼ライフではベストかもしれない・・・(笑)








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Posted on 2016/04/27 Wed. 21:13 [edit]

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