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らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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殿城山城2 (リテイク 上田市殿城)  

◆真田山城ネットワークのメインの烽火台として使われたか?◆

年齢を重ね、寒くなると億劫になってしまい(ものぐさとも・・汗)、ブログの更新も停滞しております・・・。

今回ご案内するのは、殿城山城の焼き直し。前回は真夏で遺構も景色も良く確認出来なかったので、そのリベンジとして公開。

※前回記事⇒殿城山城

IMG_3995.jpg
山頂には相変わらずドデカイ国交省のマイクロウェーブ無線の反射板が鎮座する。

前回は上田市民の森から登り口までの林道を徒歩で30分も歩いたのだが、今回は愛馬ジムニーで旧菅平有料道路の途中から続く石清水の林道を踏破して到着。この日はイノシシ駆除の鉄砲隊の方に遭遇し「気を付けて山登りするように」と警告を頂いた。

登り口から約20分で山頂へ。登山道は整備されているものの独立峰なので後半の傾斜はかなりキツク息が上がる・・(汗)
さすがに標高1194.3mはだてじゃない・・・(笑)

殿城山城縄張図
土手付きの単郭に二重堀切を穿った「狼煙台」だ。

殿城山2
上田小県はもとより遠く北アルプスまで見渡せる立地は烽火台として申し分ない事がわかる。

前回は夏場の探訪で城跡は一面の大藪に覆われ、しかも雨上がりでガスが巻いて何も見えずじまいだった。

なので、殿城山から見える景色を是非一度拝みたかったのですw

殿城山3
1194.3mの三角点。松尾古城遠見番所の1350mには及ばないものの、虚空蔵山城よりも100m高い場所になる。

殿城山4
虎口の周囲は土塁。天水溜めも認められる主郭。

twitterでもコメントしたが、この辺りの烽火台の標高はだいたい1,200mあたりが限界で、それ以上になると天候に左右されてしまいその責務を果たすのが難しくなる。

ただ、全国的にも晴天率の高いこの地区は、戦国時代もあまり変わらなかったと思われる。その証拠ではないが、松尾古城の遠見番所は1,350mという異様な高さに造られそれでも機能している。それでもここから遠見番所に伝達するには天白城を経由しないと難しい。

殿城山5
主郭背後の二重堀切。

殿城山6
北の尾根側から見るとこんな感じの二重堀切。堀中の土橋は後世の造作であろう。

地元の伝承によれば、世に名高い「戸石崩れ」の際に信玄がこの山に本陣を置き、全軍の采配を指揮したことから「殿城山」(とのしろやま)の名が付けられたという。
確かにこの場所からは戸石城も眼下に収めるが、現実の城攻めの陣所とすれば無理がある。

殿城山⑦
ここから戸石城は目と鼻の先かもしれないが、本陣としては高すぎ遠すぎで伝令を飛ばしても時間がかかり過ぎ・・・(汗)

殿城山7
真田氏が領地を治める為の通信所としては最高の見晴らしである。

殿城山8
米山城の登り口から見た殿城山城。山頂の反射板が目立つので上田市内のどこからでも認識できる山である。

殿城山9
twitterで投稿したら結構見て頂いた写真。上信越自動車道のローマン橋のたもとから撮影。

天気が良ければ景色は最高だが、オフロード車でもお持ちでない限りコスパはあまり良くないしマイナーな城なのでお勧めしない。
それでも信濃の山城を極めたい方には避けて通れない山城かも知れない・・・。遠見番所ほどではないのだが・・・(笑)

≪殿城山城≫ (でんじょうさんじょう とのしろやまじょう)

標高:1193.4mm 比高:293m (市民の森公園より)
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:上田市殿城(トノシロ)
攻城日:2017年12月3日 (再訪)
お勧め度:★★☆☆☆ (眺望がよければ★3つ)
城跡までの所要時間:片道1時間 駐車場:市民の森公園駐車場
見どころ:堀切、土塁、眺望
注意事項:クーさん注意の看板あり。
参考文献:「信濃の山城と館③上田小県編 宮坂武男著」「小県郡史」
付近の城址:矢沢城、矢沢古城など



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Posted on 2017/12/08 Fri. 21:41 [edit]

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