FC2ブログ

らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0108

鷹の巣出丸 (群馬県安中市板鼻)  

◆背丈を越えて荒れ狂う大藪に突入を断念した砦跡◆

日本で最高地点にある楡沢城の藪漕ぎで心が折れ進退窮まる経験をした小生なので、大抵の藪には動じないが、グンマー帝国の山城に蔓延る藪や竹林は格が違うというか、そこまで原野に戻してよいものかと思うくらい異次元である・・・(汗)

なので、今回ご案内する鷹の巣出丸は途中で撤退するのでご容赦願いたい・・・(笑)

IMG_8505.jpeg
県道171号線の脇から鷹巣神社への参道を意気揚々と登るのだが・・。

【立地】

碓氷川の左岸の崖状の鷹ノ山と呼ばれる山頂にあり、蟹沢を挟んだ対岸には板鼻城が目と鼻の先にある。嘗ては鷹巣神社の社殿が山頂に勧進されていたようだが、現在は朽ち果てて何もなく入口の古い門だけが残っている。

IMG_8503.jpeg
参道を登った先には小屋掛け出来そうな平場がある。

【城主・城歴】

その名の示す通り、対岸の板鼻城の出丸で碓氷川に衝立のように聳える要害の地である。鷹巣神社が朽ちてしまったためか、入口の門のところ(上杉家の墓地)に石祠と神社の石碑が建てられている。痩せ尾根で駐留出来る人数も限られるため、板鼻城の物見か烽火台として機能していたと思われる。

IMG_8502.jpeg
一段上の水源池も郭跡のようである。

【城跡】

県道脇の取り付け道路を歩いて登った先には水源池や墓地を含めて三段の削平地がある。ここに小屋掛けして交代で兵士が寝泊まりしていたか、休息していたと思われる。墓地には古い門が建ち、ここから山頂の郭に向けて通路があったようだが、大藪に阻まれて立ち入る事さえ不可能なほど荒れ果てて原野に戻りつつある。
宮坂武男氏の10年前の調査によれば、神社跡の石垣の囲いは頂部まで数段あるものの砦としての遺構は不明で堀切などは見当たらなかったと記述している。

IMG_8498.jpeg
「何で墓地に神社の石祠があるの?そしてその背後の門は何なのさ?」

意気揚々とここまで登ってきたので、この門の先を登れば砦の中心に行けるものと信じてやまなかった・・・・・

そして、その門の先へはどう考えても進めないという絶望感を味わうのであった・・・・(笑)

IMG_8500.jpeg
門を塞ぐように立ち憚る大藪。この先に痩せ尾根沿いに神社本殿に続く道があったのだ。

鉄塔側から北へ迂回して入れないものかとトライするが、グンマー帝国の大藪の前に無力さを痛感するのみであった。

「撤収!!」  こうして鷹の巣出丸の探訪は終了したのであった・・・・・(汗)

≪鷹の巣出丸≫ (たかのすでまる)

標高:174.4mm 比高:51m(碓氷川より) 
築城時期:不明
築城・居住者:不明
場所:群馬県安中市板鼻
攻城日:2018年11月3日
お勧め度:- (興味があれば)
城跡までの所要時間:- 駐車場:無し(邪魔にならないように路駐)
見どころ:-
付近の城跡:板鼻城、安中城、板鼻古城など
注意事項:藪に立ち向かう道具と勇気があっても止めましょう(笑)
参考書籍:「信濃をめぐる境目の山城と館・上野編」(宮坂武男著 2015年 戎光祥出版)

IMG_8509.jpeg
碓氷川の直下から出丸の頂部を見る。さすがにこの壁は登れませんネ。


「S」は登り口。鷹巣神社まで道があるように描かれているが到達は現時点では到達不可能。
スポンサーサイト

Posted on 2019/01/08 Tue. 21:26 [edit]

CM: 2
TB: 0

城主からのご挨拶

地域別攻城戦記

諸国在住の皆さまのありがたき進言

もののふ入城者数

在城中の「もののふ」

攻城戦記年表

▲Page top