らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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五霊城(佐久市)  

◆耳取城の南を守る断崖の砦◆

耳取城の攻城戦も掲載してないのに、耳取城の支城を掲載するのも如何なものかと思いましたが、
東信濃の佐久地方で一度も戦禍を受ける事なく城館を維持出来たのは、平尾城と耳取城くらいなものです。

周囲に六ヶ所の支城を巡らせ、乱世を凌いだ耳取大井氏のネットワークをご紹介しましょう。

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↑浅科方面から見る五霊城(ごりょうじょう)全景。

耳取城の南口の守りで、本城の南約1,000mにあり、小諸市と浅科塩名田の境にある。小型の出城であるが、頂上からは展望が開けて見張りとしての役目は充分に果たせる位置。

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県道78号線を東側に折れた台地の先端にある城跡。小型乗用車でも何とか登れます。

耳取城の支城群は、北の入口に硲城(はざま)、東に森山城と西の城、東南に鷺林城(さぎばやし)、北東に五ケ城などがある。

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本郭と二の郭の間には2mの空堀があり、土留めの石積みが確認出来る。

五霊城の作りは、砦なのでシンプルであり、張り出した崖の頂上に二つの郭を空堀切りで仕切り尾根の先端を一条の堀切で防禦している。

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藪と棘の覆う二の曲輪。20×15程度であろうか。

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二の曲輪の南からは、眼下に通行路を確認することができる。

五霊城の築城時期や城主などは特に記録に無い。
周辺の支城と同じく耳取城の防衛拠点だったのであろう。

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尾根には一条の堀切が確認出来る。

この砦の先には岩尾大井氏の岩尾城がある。
広大な平城の城館を守るには、ネットワークの構築が必要だったのだろう。

≪五霊城≫(五領城)

標高650m 
築城年代:不明
築城・居城者:大井氏
場所:佐久市下塚原
攻城日:2011年4月10日
お勧め度:★★☆☆☆
見どころ:曲輪、土塁、空堀


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Posted on 2011/04/10 Sun. 22:41 [edit]

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