らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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小牧城(上田市)  

★小学校の遠足で登った城の記憶★

最近真田十勇士の石像が入口に飾られたとの記事が地元の新聞に掲載され話題になっています。

渡部園芸さんの敷地を通らないと城跡には辿りつけないのですが、社長さんも歴史好きと見えて真田十勇士の石像が並ぶ姿はチョット異様な雰囲気ではあります・・・(画像はありません・・汗)

小牧城
隣りは信州名鉄運輸の倉庫。この位置でも上田市内を見渡せるロケーションです。

小生が小学四年生の頃でしょうか、遠足でこの城に登りました。

小牧城 (3)
心臓破りの坂を越えると休憩所があります。城跡まで500mの標識。

?十年ぶりの攻城戦は記憶との戦い(笑)。大好きだったあの娘の手を引いて登ったっけ・・。(逆だった?)

小牧城 (5)
本郭手前の東尾根には物見砦があります。

遠足の地図(工程表?)には小牧城の成り立ちや方位図が書いてあったのだろうが、記憶に無い。

「あの娘とスキャンダル」しか頭になかったのかもしれない・・・・おバカです・・(笑)

小牧城 (6)
立派な堀切です。

特に目立った技巧や仕掛けなど無い単純な造りですが、シンプルイズベストが基本の身上です。

小牧城 (8)
堀底から5m以上の高さがある本郭の斜面。

木曽義仲の挙兵時にも利用されたというから、意外と歴史は長いのであろう。

本郭の北側には「小牧城祉」の立派な記念碑がある。

大正時代に城下村だったこの地の有志の皆さんが建てた石碑で、木曽義仲、村上義清などこの城の戦歴が記載されている。

小牧城 (13)
こんな大きな石碑を人力で山の上に運んだとは、恐れ入りまする。

15×20の本郭北側からは、素晴らしい景色がみられます。

小牧城 (14)
当時はきっとこの場所で弁当食べたのでしょう。おやつは300円以内だったかしら???

小牧城 (15)
鯉のぼりと吹き流しが青空に冴えます。

この城からは、上田盆地の諸城はもちろん、東部方面の城までも眼下に抑える事が出来ます。

小牧城 (16)

小牧城 (20)

小牧城 (19)

小学四年生でこれだけの城跡を知っていたら、人気者になれたのかもしれない・・・(イヤ、ただの奇人だ!)

ついでに小牧上ノ城へ向かう。所要時間は10分ほどだ。

小牧城 (28)
石積み(?)を越えると城跡になる。

見張り砦なので、曲輪5m×6m程度の狭さ。

小牧城 (32)

小諸方面の諸城まで見渡せる絶好のロケーションだ。

小牧城 (34)

城跡には小さな祠がある。夏は藪がひどいので攻城は無理かもしれない。

小牧城 (36)

立地条件の良さからすれば、徳川による第一次神川合戦、そして第二次上田合戦においても真田昌幸は兵を入れたのであろう。

加工度は低いが、昌幸という類稀なる武将の指揮であれば、有効に機能する城である。

「浅き夢みし・・・」という小学生の自分が、数十年後に再びマジメにこの城を訪れるとは思わなかったはずである。で、当時の思い人は何処へ・・・・(笑)

小牧城 (40)
千曲川に架かる橋より見る小牧城全景。

≪小牧城≫ 

標高630m 比高180m (上ノ城は710m)
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:上田市小牧
攻城日:2008年4月29日 
お勧め度:★★★☆☆
所要時間:40分
見どころ:曲輪、土塁、堀切、景色
その他:渡部園芸さんの敷地内に登り口があるので挨拶してから登りましょう。



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Posted on 2011/06/15 Wed. 21:52 [edit]

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コメント

NoTitle

師匠、こんばんは。

この城、クタクタになった夕方に勢いで登った記憶があります。

ここに遠足とは、最高ですねv-12

そう言われてみれば、わたしも津久井城という山城に遠足で登らされた思い出があります。

http://utsu02.fc2web.com/shiro77.html

当時の記憶はありませんが、まあ子供にとっては罰ゲームみたいなものだったでしょうね。


ところで、小牧城とその詰めの砦?(上の城)に行った後、地図を見たら、その南側の集落から簡単に辿り着けそうな気がしました。

「こっちから攻めれば良かった!」と後悔したのですが、実際の戦国時代の防御体制はどうなっていたのでしょうかね?
上の城のお遊びのような堀切の連続では、簡単に乗り越えられそうに感じましたが…。

まさはれ #- | URL | 2011/06/17 23:19 * edit *

Re: まさはれさんへ

最近は信州の小中学校も険しい山への登山が減り、ハイキング程度で登れる難易度の低い山が選定されているようですネ。
八ヶ岳の赤岳に登らされた記憶は遠い記憶の彼方です・・・難易度高過ぎでしょ!(笑)

仰せの通り南側の須川湖から登る道のが近いのですが、溜め池として江戸時代に整備される前は大小の沼が広がり天然の防禦となっていたようです。尾野山城の支城の一つだったと思われますが、城の大手道は現在の登山道とは違う場所にあったとされ謎の多い城みたいです。

らんまる #- | URL | 2011/06/18 09:25 * edit *
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