らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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金沢城(金沢市)  

★復元整備の進む加賀100万石前田家の居城★

名の知れた近世の城郭にはあまり興味が無いのですが、ここ数年に渡り大規模な復元整備をしていると聞いて訪れてみました。

金沢旅行記 059
復元された菱櫓と五十間長屋

◆海鼠壁と白鉛瓦のコントラスト◆

織田信長が加賀一向一揆でこの地の拠点だった尾山御坊を攻め落とし、加賀は鬼玄蕃と呼ばれた柴田勝家の甥の佐久間盛政が領主となり、築城します。(尾山城)
その後、 賤ヶ岳の戦いで佐久間氏が滅ぶと、戦功のあった前田利家が秀吉より能登領の他に佐久間氏の旧領の加賀二郡を加増される。利家は能登の小丸山城より尾山城へ移転し本格的な築城にとりかかり、天守閣や本丸御殿等を増設して1592年に金沢城は完成します。

金沢旅行記 018
重要文化財の三十間長屋。

なぜ鉛の瓦?⇒積雪が多いので「屋根瓦を軽くする」というのは表向きの理由で、実は有事に鉄砲玉の材料として利用するのが本来の目的のようです・・・さすが!

金沢旅行記 067
兼六園の入り口より石川門(重要文化財) 一層目の唐破風が特徴

【石垣の博物館】

野面積み⇒打ち込みハギ⇒切り込みハギと時代と共に変遷していった石垣が金沢城では全て見ることが出来ます。石垣研究家は必見です。

野面積み
自然の石や面割りしただけの石を用いた石垣の積み方。安土桃山時代の初期の城に多い。
金沢旅行記 051
江戸時代には使われなくなった本丸。石垣は野面積み。現在は野鳥の森になっている

打ち込みハギ
形の整った石を積む技法。安土桃山時代の中期以降に築城された城に多い。
金沢旅行記 031
二の丸の石垣

切り込みハギ
割石をさらに加工して隙間なく積む技法。安土桃山時代の終わりから江戸時代にかけての技法。
金沢旅行記 058
主要な門や櫓は切り込みハギが多い。(石川門)

◆完成された城郭の美しさ◆

石垣とその上に立つ城郭の美しさに魅かれて「お城ファン」になる方は多い。もちろん、らんまるも小学生の時に魅了されて現在に至ります。

といっても最近は何も無い山城ヲタクに変貌(進化ともいう)していますが・・・(笑)

久しぶりに見た近世城郭に感動しました。でもまた名も無き城跡巡りに戻るんでしょうね(爆)

金沢旅行記 050
五十間長屋の窓から望む石川門方面。

【おまけショット 兼六園】

金沢旅行記 076

あとは岡山の後楽園に行けば日本三大庭園制覇になります。
相変わらず庭の美学には疎い・・・・(笑)

攻城日:2009年10月17日 天気:晴れのち雷雨
見学時間:兼六園も含めて2時間 ※ホントは一週間いても飽きない
見どころ:石垣、復元された菱櫓、五十間長屋(中に入れます)や重文の石川門、三十間長屋など。
その他:現在黒門の復元工事中です。完成したらまた訪れようかなぁ。
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Posted on 2009/10/29 Thu. 12:15 [edit]

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