らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0910

中塔城①(松本市梓川 リベンジ)  

◆迷走と激闘で4時間を費やした過酷でワイルドな難攻不落の城 A地区編◆

この城、小生が攻めた山城群の中で単純に比高差だけでみれば、以下の順位である。

1.虚空蔵山城(上田市・坂城町) 647m  (標高1,080m)
2.清滝城(長野市 奇妙山)   617m  (標高1,100m)
3.京ヶ倉(生坂村 大城)     505m  (標高990m)
4.証城(千曲市)          493m  (標高896m)
5.坂戸城(南魚沼)         468m  (標高633m)
6.遠見番所(上田市)       444m  (標高1,270m)
7.中塔城(松本市・安曇野市)   440m  (標高1,248m)

しかし、城跡までの到達時間は、途中迷走したとはいえ片道1時間50分という堂々の第1位である・・・(笑)

単独で攻略した先人の皆さまの偉業における記録の平均が1時間30分。

先週に引き続き無理を言って支援要請したていぴすさんとの共同軍事行動は、結果として前人未到の「俵窪(たわらくぼ)」方面からの攻城戦となり、中塔城の攻略方法の別ルートを開拓した結果となったのである・・(汗)

迷走は時として遭難の危険を伴うが、結果オーライとなると「値千金の武功」に化けるということか・・・(爆)

中塔城攻略図
城域の標高は1248m、殿様水のあたりで1260mとなる。

「ちょっとそこまで・・・」のつもりが「なんでそーなるの??」って!!(爆)

中塔城 (1)
ここが地獄の始まりになるとは思いもよらなかった。巨大な竪掘仕様の登り口。


とりあえず鉄塔に辿り着く事を目標にして急斜面を喘ぎながら登る。

異様な塹壕をひたすら這い上がる。景色など皆無であり、炎天下の高低10周のペナルティよりキツイ・・(汗)

中塔城 (6)

行けども行けども尾根先の光が見えない。比高差では語れない城があるというのか・・・。

戦闘開始から50分でようやく鉄塔1へ辿りつく。

中塔城 (9)

我々はこの場所こそが金比良山の山頂へ続く鉄塔2だと信じていたのである。

「あと30分もすれば本城に着くから、頑張ろう!!」  

これが地獄の彷徨編第二章の始まりだとは両名とも知る由も無かった・・・・(笑)

中塔城区画
D地区のはずが実はA地区へ向かう事になる。

休憩後、少し登れば現れるはずの段郭群や堀切に思いを馳せた。

しかし、またも永遠と続く塹壕状の登山道脇には遺構など待てど暮らせど現れる気配など無かったのである。

中塔城 (21)
途中傾斜の緩くなる場所もあったが、かなり険しい上り坂のオンパレード。

「何も見当たりませんね、ひょっとしたら尾根を間違えた可能性があります・・・」

ていぴす殿の冷静な報告に同意するしかなかった・・(汗)

「尾根の合流先は確かに城跡なので、そこを目指してこの先を進むしか無いか・・・」

中塔城 (27)
南尾根の見張り台らしき平削地よりみた景色。後にも先にも展望が開けた唯一の場所である。

どうやら「俵窪(たわらくぼ)」と呼ばれる沢の南を攻めている事は認識出来た。

往時はこの沢筋を牛や馬が荷駄を付けて中塔城への物資運搬として登ったと伝わるが、あり得ない話だ。

結局、間違えたなりきに「何か遺構を探そうよ」という事になり急峻な登山道をウロついてみた・・・(笑)

中塔城 (35)
尾根の岩盤を人工的に削り取った堀切の跡。

中塔城 (38)
土塁で遮蔽し俵窪の沢へ落ちる竪掘。

宮坂先生の縄張図には何の記載も無かった南尾根にも人工的な加工が施されていたのである。

鉄塔を出発したから更に1時間、迷走を続けたキラネーム同迷軍は遂にB地区へ辿りつく事に成功する。

中塔城 (39)
この竪掘が二本並列で沢に落ちる起点の場所こそ、探していた中塔城の証明だったのだ。

正直なところ、2時間もかかるとは思いもせず既にヘロヘロ状態・・・(爆)

その後の展開は次号を待て・・・・・・・・・・・。(続く)



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Posted on 2012/09/10 Mon. 21:54 [edit]

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コメント

とんでもねえ山だこと

このクソ暑いのに、こんな山中放浪とは・・・
まさに「キ」印!
堀底状の登城路はよく見るけど、やはり遺構なんでしょうね。
詳細、楽しみにしていますわね。

あおれんじゃあ #- | URL | 2012/09/10 22:49 * edit *

Re:あおれんじゃあ様へ

お褒めの言葉を頂き、恐悦至極でございますw

もはや復讐に燃える執念と意地だけでございましたあー(笑)
長時さん、ここに三年間籠城したという話もありますが、二木家記に記載のある半年というのが本当かもしれませんね。
ウモ殿やマサハレさんは一人でここを攻められたというので、やはりキ印の達人にはかないませんわ(汗)
閲覧に耐えられる攻城日記になるかどうか・・・・。

らんまる #- | URL | 2012/09/11 07:28 * edit *

すごいですねえ

二つの尾根に
それぞれ、壕道をつくるなんて
すごいですねえ。

今は、熊さんがいそうな
お城ですねえ(汗

丸馬出 #- | URL | 2012/09/11 14:07 * edit *

Re:丸馬出様へ

いつもコメントありがとうございます。

頼まれても二度と行く事は無いとおもいます・・・(笑)
クーさんのトイレ跡も無かったので、警戒レベルは低いと思われますよ。

らんまる #- | URL | 2012/09/11 20:10 * edit *
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