らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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積城 (上田市秋和)  

◆上田小県編100番目の記事は村上連珠砦群未公認の砦◆

気がつけば、今回の記事で上田小県編は100番目となる。

リテイクやリトライした城の記事が重複しているところもあるが、「地元の城郭群がどんだけ好きなの?」と思われても仕方の無い数には違いない・・(笑)

先日発売された宮坂武男氏の「信濃の山城と館 上田小県編」における掲載数が183。(消滅した城館等や推定とされる場所も含む) まだまだ山城探訪の完全WEB版の完成には程遠い・・(汗)

積城・亀井城 (7)虚空蔵山の兎峰から見た上田市街地方面。


先週土曜日、お取引先の転勤族の方で、信州の山の魅力に撮り憑かれた方(失礼?)のご要望もあり再度虚空蔵山にトライした。無論前回お約束したとおり「積城」と「亀井城」の調査がサブタイトルであったことは言うまでもないが・・・。

積城・亀井城 (10)兎峰(うさぎみね)から見た積城。

前回の虚空蔵山ツアーから僅か三ヶ月しか経っていないのだが、比高600mを越える登山道は何度挑戦してもシンドイ。

昨年の12月に79歳になる宮坂氏はこの山に登っている。

小生も79歳になったら登れるかって?? ご心配なく、既にその年ではこの世に存在していないだろう・・(笑)

積城・亀井城 (18)日の当らない城域の北半分を雪と氷が覆う虚空蔵山城跡。この時期の登山は危険と隣り合わせだ。

いったん強風が吹き荒れる虚空蔵山の頂上で休憩を取り、東隣の峰にある積城(つみじょう)へ。

積城・亀井城 (20)虚空蔵山城から見た積城・亀井城。

稜線の南は雪が融けているが、北側は日影で深い残雪が残り危険極まりない道を積城へ進む。

積城・亀井城 (25)踊場のような小ピークB。

積城・亀井城 (26)主郭へ続く25mの犬走りC。

さすがに降雪後に縦走した人はいないようで、雪を踏むと膝まで沈んでしまい城域の調査どころでは無い(汗)

積城見取図①

地山だと言われればそうなんだろうし、人工的な削平がしてあるといえば否定出来ない。

虚空蔵山城の出城というより歩哨用の物見であろうか。

積城・亀井城 (32)主郭D。

主郭部の両サイドは鋭い斜面になっているので、東方面からの敵の移動は稜線上のみとなり、敵を迎撃するには計算されたような作りではある。

積城・亀井城 (33)同行頂いた山の達人が佇む場所が主郭の東端E。

積城も亀井城も、長野県町村誌や小県郡史には全く記載がない。

宮坂氏の調査によれば、塩尻小学校郷土研究資料(S29.10)というガリ版刷りにその名や概略図があることから、口伝として地元に伝わった城ではないか、としている。

堀切も無ければ土塁も無く、ここを城跡とするには宮坂武男氏もかなり悩んだというが、現地調査の結果と消去法をとるとこの場所しか見当たらないという。

積城・亀井城 (34)積城からの展望。

積城(つみじょう)という名前は接城(つぎじょう)が訛ったものらしく、虚空蔵山城に接続する「つぎの城」という意味があったのだろうと推測している。

この山では、石を投げれば必ずどこかの砦に当たるのである・・(笑)

コンビニの出店ラッシュに共通するのかもしれない・・(爆)


≪積城≫ (つみじょう 接城)

場所:上田市秋和
標高:1064.5m、比高:630m
攻城日:2013年3月2日
お勧め度:★★☆☆☆
所要時間:120分
見どころ;郭、景色。縦走すれば最低でも7つの城砦群が見れる。
注意:登山道は岩場が多いので転落注意、夏場は藪だらけかもしれない。降雪時は避けるべし。
参考文献・資料:「信濃の山城と館③ 上田・小県編 宮坂武男著」

積城・亀井城 (63)東の亀井城の稜線から見た積城。

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Posted on 2013/03/08 Fri. 22:56 [edit]

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コメント

感染症

信州の自然と山に毒されたかわいそうなお方がおれれるのですね。
けっこうなことで。

しかしねえ、この時期に虚空蔵山にですか。
3月とはいえ、あの標高ですからねえ。
積城、亀井城ですか。城ですか・・尾根のピークを削平しただけのもののようですね。
やはり、尾根筋が街道だった証拠でしょう。
そういえば菖蒲平付近も十分怪しいですね。
あそこは宿営地かな?

あおれんじゃあ #- | URL | 2013/03/09 19:47 * edit *

Re:あおれんじゃあ様へ

長野は山か温泉か野沢菜漬けしか楽しみがありませんので、転勤族で体力に自信のある方は登山に目覚めてしまうようですね(笑)
小生は城跡があるから仕方なく登るのですが、ならば「どこでもドア」でショートカットしたいぐらいです・・(爆)雪の白と空の青のコントラストに目覚めて冬山に取り憑かれる登山者の気持ちは分かるような気もしますが、寒いのは苦手です・・なので登山が趣味にはならないでしょう・・(汗)

菖蒲平は第一次上田攻めに際して、海津城から上杉軍の援軍が続々と集結していた場所でしょうね。水の手もあり、かなりの広さなので大軍の収容も可能だったと思います。
上杉と徳川の直接対決が実現していたら、どうなっていたのでしょう?想像しただけでワクワクします(笑)

らんまる #- | URL | 2013/03/09 20:37 * edit *
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