らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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松井愛宕山城 (小諸市甲)  

◆お尻を削り取られた宇当坂館の物見①◆

毎日ブログをアップするというのは大変な作業である。

小生がリンクさせていただいている同盟国の方で365日毎日更新している猛者がいらっしゃるので、とても尊敬しております。

なので、この一週間だけチョッと真似してみました(笑)

というのも古い取材の在庫を抱え過ぎて賞味期限が切れそうなので「在庫一掃セール」が目的だったんですが、新しいもの順に掲載するという「おバカ」ぶり・・・(汗)

今回ご紹介するのは小諸市の松井愛宕山城。

松井愛宕山城遠景①高速道路の脇の目立つ小山が砦跡。

場所は高津屋城の南500mで上信越自動車道の脇にある。

例によって高速道路の工事で城跡の南側を削られてしまったが、愛宕社の祀られた頂上の郭と段郭の遺構が残っているので、不幸中の幸いと見るべきであろうか。

松井愛宕山城 (2)松井会館(旧公民館?)側の登り口。

平成七年、高速道路の建設に伴い愛宕山は石段だった表参道のあった南斜面を削られ、ご神体、ご神木、石碑も現在の場所に移転。新たな表参道は鉄製の階段となり、愛宕山の西斜面には住民広場が新たに作られ遊具が設置された。

松井愛宕山城 (5)公園化により郭も改変された可能性がある。

時々城跡に意味の無い廃墟と化した遊園地とか人の絶えた藪だらけのゲートボール場がある。

当時は住民の福利厚生の名のもとに作られたのであろうが、バブル期の残骸で痛々しさを感じる。

松井愛宕山城見取図①

この物見は、付近の「丸山」「東沢城」とともに岩村田城から落ち延びて小諸の宇当坂に館を構えた小諸大井氏の物見であろうと推測されるが裏付ける確証は何も無い。

高津屋城との関係もありそうだが全く不明である。

松井愛宕山城 (9)北側から見た主郭。

松井愛宕山城 (23)地域住民に信仰されている大日仏。

ここからのロケーションは現在も素晴らしいもので、小諸の主要な城は全て眼下に収める事が出来る。

物見砦として戦国時代末期まで活用されたように思える。

松井愛宕山城 (19)南方面

松井愛宕山城 (17)東方面(平原・御代田方面)

一見、ぱっとしない物見だが、他の「丸山」や「東沢城」が遺構も景色も良くないので貴重である。

お尻は削られたが、いつまでも大切にしていただきたい地域の神様の宿る物見砦である。

松井愛宕山城遠景③東側から見た松井愛宕山城、東沢城、高津屋城。位置関係が良く分かる写真です。


≪松井愛宕山城≫ (まついあたごやまじょう 松井城)

標高:846.0m 比高:40m(高速道路側の表参道より) 
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:小諸市甲中松井
攻城日:2013年7月15日 
お勧め度:★★☆☆☆
城跡までの所要時間:5分 駐車場:コミュニティセンター駐車場借用
見どころ:郭、景色
注意事項:特に無し
参考文献:「信濃の山城と館①佐久編 宮坂武男著」
付近の城址:丸山、東沢城、高津屋城など

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Posted on 2013/08/16 Fri. 21:57 [edit]

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