らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0815

花古屋城(上田市)  

◆市民の山の登山口にある根小屋◆

上田市にある太郎山(1164m)は市民のハイキングの山として人気があり毎日登る方もいらっしゃるとか。
僕も小学生の遠足で何度か登りました。

hana01.jpg

この山頂は自体は城跡ではありませんが、太郎山系には実に多くの山城の跡があります。

砥石城、米山城、花古屋城、矢島城、牛頸城、荒城、飯縄城、虚空蔵山城、持越城、高津屋城、和合城・・
村上氏が佐久進出の足掛かりとして従来あった豪族の城を整備しネットワーク化したらしい。

今回は太郎山表参道登山口より15分で訪問出来る花古屋城をご紹介します。

hanao8iriguti.jpg

登山道には地元の太郎山保存会の皆さんが立ててくれた幟があり、七合目(何故か七丁)の石祠を左に入ると尾根の鉄塔に突き当たるので、そこが花古屋城の城域です。

hana0041.jpg
↑鬱蒼とした林の中で背後を大きく断ち切った土塁が見えます

【花古屋城】(別名:花小屋城、花隅城)
築城者は花隅氏と伝わるが、築城時期などの詳細は不明。戦国期には村上氏により改修されるが、その後廃城。

hana02.jpg

本郭の背後の土塁は堀底から高さ5~6mぐらいだろうか。
よじ登ると本郭があり、キツネがお出迎えしてくれました(笑)

5×10程度の本郭は平地ではなく、竪穴式住居でもあったような掘られた跡があり周辺には何個かの礎石がありました。

hana03honmaru.jpg
↑んーん、これじゃ良く分らん

この時期の山城特有の連郭式で二の郭、四の郭は8×20程度の広さで郭を仕切る4mの高さの切岸にはそれぞれ石積が施されています。※三の郭は犬走りか腰郭程度の狭さ。

hana04nikuruwa.jpg

hana05sannisi.jpg

尾根に向かって数段の腰郭があり、その先を堀切で絶っていますが、どこまでが当時の城域なのか微妙です。

hana06kosi.jpg

この辺にしては結構な規模の山城で驚きました。
でもこの場所から見えるのは矢沢城と牛頸城ぐらいでしょうか?砥石城群は東太郎山の尾根が邪魔で見えない。

hana07honmaruisi.jpg
↑本郭を囲む石積み。結構残っているのでびっくりしました

家族連れで賑わう里山の脇にひっそり佇む古城・・・・幾多の戦火をそこから見ていたに違いない。

hana09zen.jpg

場所:上田市山口花小屋(標高800m 比高130m)
攻城日:2010年8月14日
お勧め度:★★★☆☆
時間:上信越道太郎山トンネル入口の脇にある太郎山表参道登山口から徒歩15分(送電線の鉄塔が城域入口)
見どころ;堀切、土塁、切岸、郭脇の石積み
スポンサーサイト

Posted on 2010/08/15 Sun. 20:35 [edit]

CM: 2
TB: 0

« 牛伏城・アラ城(上田市)  |  大峰城(長野市) »

コメント

本日よらせていただきました

私は「出城」と呼んでいただけでした、勉強になりました。
ちなみに「丁石」は表参道23基、四十八曲り13基合計36基が109メートルごとに設置されています、足掛け3年越しで丁石復元事業を行いこのほど完成いたしました。 稚ブログもご覧下さい。http://npokankyo.blog117.fc2.com/

NPO法人長野県環境支援センター #- | URL | 2011/11/24 23:31 * edit *

Re: NPO法人長野県環境支援センター 様へ

初コメントありがとうございました。

小生も子供の頃から親しんでいる太郎山を整備頂いて下さり心より感謝申し上げます。
時折夕方に見かける山頂のUFOのような光は貴殿の新しい試みでしょうか??

太郎山及び虚空蔵山には村上義清時代の沢山の山城があります。
いつまでも地元の皆さんに愛される山々である事を小生も願って止みません。
ご来場ありがとうございました。
皆さまの地道な活動を影より応援申し上げます。

らんまる #- | URL | 2011/11/25 07:32 * edit *
コメントの投稿
Secret

トラックバック
トラックバックURL
→http://ranmaru99.blog83.fc2.com/tb.php/55-be2ecd50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

城主からのご挨拶

地域別攻城戦記

諸国在住の皆さまのありがたき進言

もののふ入城者数

在城中の「もののふ」

攻城戦記年表

▲Page top