らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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宇賀山砦 (小諸市滋野甲芝生田)  

◆芝生館の物見か?◆

この週末は近くの山城に登れるか?と淡い期待をしていたが、終日みぞれ交じりの雪が降り続けて「THE・END」となる。

もう笑うしかあるまい・・・(笑)

今回ご紹介するのは、前回ご紹介した芝生館(しぼうだやかた)の北北東350mに位置する宇賀山砦。(うがさんとりで)

宇賀山砦(小諸市)


こんなゴミのような砦を掲載するのは小生のブログぐらいなものであろう。

宇賀山砦 (38)
東漸寺にある宇賀観世音の東隣にある。(案内図の右端の石段の続く小山)

【立地】

東漸寺の山号でもある「宇賀山」地籍にある。ちょっとした小山であるが、要害性は芝生田館よりはマトモである。

宇賀山砦 (3)
石段を登ると途中に削平地が二段あるが、段郭の名残りか?

宇賀山砦 (5)
郭の中央には関東大震災の慰霊碑が立つ。

【城主・城歴】

詳細は全く不明である。

宇賀山砦 (7)
郭の周囲は土塁で囲まれていたらしく北側と西の一部に遺構が確認出来る。

宇賀山砦 (8)
主郭北西付近。

【城跡】

周囲を急峻な傾斜地で囲まれ、南側を除く主郭の背後を横堀が巡る。方形居館を小山の上に作ったような造りだが、縄張だけでは築城年代は分からない。さらに北側に土塁で仕切った防塁のような遺構があるが、耕作地の改変なのかは判断できない。

宇賀山砦 (10)
西側の横堀。

宇賀山砦 (17)
北側を巡る横堀。搦め手側なので土塁を置いた可能性はあるか?

宇賀山砦 (26)
北側の直線上の土塁。防塁のようにも見えるが、どうであろう。

この付近は、北佐久及び小諸を領有する大井氏との境目にあたるので、滋野(海野平)を中心とした海野氏が見張り砦を築いた可能性も考えられる。村上・諏訪・武田連合軍と戦った海野平の合戦でも重要な任務を負っていたのだろうか。

宇賀山砦 (20)
東の沢に連結する横堀。往時のものかは疑問が残るが、増設したとすれば納得がいく場所にある。

≪宇賀山砦≫ (うがさんとりで)

標高:680m 比高22m 
築城年代:不明
築城・居住者:不明
場所:小諸市滋野甲
攻城日:2013年7月23日
お勧め度:★★☆☆☆
城跡までの所要時間:3分(東漸寺より徒歩)
駐車場:東漸寺の駐車場借用。
見どころ:横堀、土塁、防塁
参考文献:「信濃の山城と館①佐久編」(2013年 宮坂武男著) 
注意事項:特に無し

宇賀山砦 (34)
お越しの際には、宇賀観世音にも参拝願います。



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Posted on 2015/01/15 Thu. 22:52 [edit]

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