らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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「甲信越の名城を歩く 新潟編」(2016年 吉川弘文館)  

◆晩秋に計画している越後遠征の事前準備の必読書◆

明日は下調べと称して、二か月ぶりに信濃先方衆の「ていぴす殿」と合同で梓川の上流周辺を彷徨う予定となった。

世に名高い北アルプスの玄関口「上高地」の入口付近にあたるのだが、ここは戦国時代には武田の重臣である馬場信房が飛騨攻めの拠点を置いた場所で、砦もそこそこあるらしい。遭難防止の下調べはとても大事な事なのである・・・(笑)

今回ご案内するのは最近「吉川弘文館」より刊行された「甲信越の名城を歩く 新潟編」である。

甲信越の名城を歩く①

実は、越後の城は10ヶ所ほど巡っており、そのうち6ヶ所は何とかブログに掲載したのだが、その後が続かないのだ。

もちろん、信濃の山城が優先されるというポピュリズム(大衆迎合・・笑)が最大の阻害要因なのは百も承知である・・・(汗)

ようやく信濃の山城も南信濃を除いて一段落しそうなので、未開の越後へ遠征しようという魂胆なのである・・・(笑)

それにしてもこの本、全ページのほぼ2/3は鳴海忠夫氏の記述と縄張図で構成されている異例の書籍であった。

越後の中世城郭の研究に関しては「佐藤 春夫」「植木 宏」「花ヶ前 盛明」の諸先生方も著名であるが、今回は全く登場しない。

甲信越の名城を歩く②

新潟県内にある約1,160ヶ所の中世城郭から59ヶ所の名城を選出して掲載している。城跡へのアクセス方法はもちろん、城の生い立ちや特徴、縄張図も全城丁寧に記事が掲載されている。

鳴海忠夫氏の縄張図も実に分かり易く明瞭に描かれている。この図面なら城跡で大いに役立つであろう。

鳴海忠夫氏縄張図①

続編の「甲信越の名城を歩く 山梨編」では、今をトキメクNHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当する「平山 優」先生が編者となられているので、期待大である・・・(そんな事書くと、叱られそうですが・・・笑)

宮坂武男氏が描くことのなかった越後の中世城郭を、小生が見よう見まねで宮坂イズムを踏襲して描写していくのも楽しみに思えます。

箕冠城(上越市) (30)
箕冠城(みかぶりじょう)は上杉謙信の家臣の大熊備中守朝秀であった。

黒田城(上越市) (24)
発電所の水路沿いに30分以上ひたすら登るという異例の体験をした黒田城(上越)

さて、晩秋はこの書籍をお供に越後に進軍しますか・・・・(笑)



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Posted on 2016/07/01 Fri. 22:32 [edit]

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コメント

引用の、ひう城の多重堀切・畝状空堀群は、主郭北から西にかけては見ることができますが、他は富倉城にも勝る強固な藪です。鳴海さんの縄張図にそそのかされて我が身をぶち込みましたが、藪のスコール状態で、往生しました。
越後の城は信濃ほどインパクトはありませんが、ぜひお出かけください。

えいき #- | URL | 2016/07/01 22:48 * edit *

Re: えいき様へ

やはりそうでありましたか。的確なアドバイスをありがとうございますw

黒田城では、心が折れそうになりながら土管をひたすら30分も登ったのに、城址の堅固な藪に行く手を阻まれ万事休す(笑)
火炎放射器で藪を根こそぎ退治したい衝動に駆られて悶々としておりました。
鳥坂城でも土管のマジックに翻弄され、上越は後世の発電所の立地条件に適合する場所を山城にしたのではないか?という仮説が成り立ちそうです・・・(笑)

貴殿にいずれかの山城をご案内いただけると嬉しいのですが・・・。

らんまる #- | URL | 2016/07/01 23:14 * edit *

草刈り機を買いましょう

もちろん、ご案内させていただきますよ。
らんまるさん、でいびすさんの所望する城、リストアップしてください。そこに私の推薦する城を加えて、ルート計画たてましょう。
すみずみまで連れ回して差し上げます。

えいき #- | URL | 2016/07/01 23:23 * edit *

Re: えいき様へ

刈り払い機は最近ホームセンターでも2万円程度で売っているので衝動買いしそうになります・・・(笑)
「大量に除草剤を城跡に事前に撒いておく」という選択肢もありますが、コストパフォーマンスに劣ります。

本日、久々の信濃先方衆の共同遠征がありましたので、「ていぴす殿」に貴殿のお申し出を伝えておきました。
晩秋のクーさん出没時期を避けて・・・というのが我々の希望ですがタイミング的には微妙でもあります・・(汗)

なので、前人未到の地で西牧氏最後の地である「殿様小屋」(奈川度ダムの対面の比高650mの逃げ込み小屋)にえいき様をご招待したいと思いますが、如何でしょうか?間違いなく遭難の可能性がありますので、心の準備は必要かと・・・(爆)

らんまる #- | URL | 2016/07/02 20:12 * edit *

うっ

もしや、聖書に「…二股までの道も殆ど消えかけていて、危険な登山である。隠れ小屋への登りは道はなく、けもの道を辿るか、沢通しにザラザラと崩れやすい斜面を這い上がるしかない。殿様小屋については、特定できないでしまった。」とあるところですか。
これはまずドローンではないですか?
取り敢えず装備をもたずに風穴の里ドライブインまでツーリングに行ってきます。

えいき #- | URL | 2016/07/02 20:57 * edit *

Re: えいき様へ

我々も本日対岸の道の駅から下見をしました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ヤバイとき、ヤバ過ぎ、今生の別れ、仙人になれそう、閻魔様から表彰状ゲット、あそこに登って何見るの?」
様々な心の葛藤がありました・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小笠原家を見限り武田氏にいち早く臣従した西牧氏は、深志に復帰した小笠原貞慶の処刑リストの一人でした。

「この場所なら、小笠原氏の追及を逃れて生きて生きれるかもしれない・・・」

結局、その夢も叶わず木曽氏の家臣となりました。

らんまる #- | URL | 2016/07/02 22:04 * edit *
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