らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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大垣城 (岐阜県大垣市郭町)  

◆小生の近世城郭フリークのスイッチは何故この城だったのか?◆

古墳時代と戦国時代に心奪われた日本史好きの変な小学生だった・・・(笑)

小学校4年生の時か5年生の時かは忘れたが、近世城郭への思いは募るばかりで、大垣城、金沢城、和歌山城のパンフレットが欲しくなりそれぞれの市役所の市長さん宛てに手紙を書いた。

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大垣城の石垣。

今でも不思議なのだが、何故この三つの城だったのか??? 全く思い出せないのである・・・(笑)

恐らく金沢城は外様大名としてMAX百万石の居城という事と、雪化粧した石川門の海鼠壁と白鉛瓦の美しさに心惹かれたのであろう。

和歌山城は単純に徳川御三家の城で、名古屋城が嫌いだったから二者択一で・・・あとは海とのコントラストが気に入った・・そんな動機だろうか。

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大垣城の大手門。

で、テツ&トモではないが、「♪ なんでだろう なんでだろう ななななんでだろう ♪」の大垣城。

お世辞にも特徴的な天主閣でもなく層塔型のありふれた形だし、関ヶ原の時の西軍の重要拠点だったという理由でもない。
縄張りが気に入ったのかと思いきや、小学生がそこまで思い詰めて城を研究していたとは思えない・・(爆)

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大手門を潜り抜けて撮影。初恋の人に初めて会った気分でした。

それぞれのお城の市長さんに手紙を書いて、戻ってきたのは大垣市と金沢市。このようなヲタク小学生に激励の言葉とお城のパンフレットをたくさんいただきました。

それに比べて「パンフレットは有料なので、送付出来ません」と冷たい態度の和歌山市。小学生相手にそのような極悪非道な大人の対応をして恥ずかしくないのか・・・と思い傷心。和歌山市の印象は最悪となり「信長の野望」で雑賀孫一は真っ先に斃される宿命を背負ったのでした・・・(笑)

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そんな思いを寄せた大垣城でしたが、岐阜城や安土城には行っても一度も訪れる事無く過ごしてしまいました。

2015年10月、養老温泉の宿泊券をプレゼントされ細君と出掛けた際に大垣城見学のチャンスはやってきました。
※ちなみに細君は小生の趣味に多少の理解はあっても全く関心がありません

夕方で宿のチェックイン時間が迫っていましたが、細君から何とか5分間の見学許可をいただき猛ダッシュで初対面の大垣城に突撃・・・(感傷に耽る暇などありゃしない・・・・しかし与えられた時間を活用するしかない・・・涙)

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5分間では天主閣に入れるはずもなく、涙でにじんだ入口の写真・・・

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現場に立っても何故この城がお気に入りになったのか答えは出なかった・・・

必死に駆けずり回るも時間切れのゴングが鳴り響き、潔く撤収。息を切らして倒れそうになりながら写真を撮り説明板を速読する変なヤツに周囲の方はかなり引いていたが・・・・(汗)

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「初恋は、遠くにありて想うもの・・・」

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信濃に住む小学生が、何故に松本城や諏訪高島城や松代城、そして地場の上田城でなく、大垣城だったのか。

その謎は僅か5分間の探訪では分かるはずも無い・・・(大笑)

いつか大垣城のお膝元に暮らすブロともの久太郎様にご案内いただき、謎解きにチャレンジしたいものである。

信濃の山猿が、どんなに美濃の大垣城について調べて力説しても説得力など皆無である。

地元の城は、郷土愛に溢れた地元民が解説してこそ説得力があるというのが小生の持論である。

美濃の城は美濃の国衆が熱く語って然るべきであり、信濃の城は我らが真剣に語る。その資格を得るには何度となく史料を調べ、現地を幾度となく踏査する根気が必要である。

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そういえば松本藩も戸田さんが藩主の時代があったよね。

≪大垣城≫ (おおがきじょう 巨鹿城 麋城)

標高:10m 比高:-
築城年代:宮川安定?
築城・居住者:
場所:大垣市
探訪日:2015年10月23日
お勧め度:★★
城跡までの所要時間:-
駐車場:城跡には無いので、近くの有料駐車場をご利用ください
見どころ:5分の見学では分からない
注意事項:5分の見学では分からい
参考文献:しっかり事前準備してから見学されたし・・(笑)

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水の手門から見た大垣城。

「♪ 好きだったのよ大垣城 胸の奥でずっとー ♪ もうすぐ私きっと あなたを振り向かせる ♪」 (古いなあー 笑)

待ち伏せするには、遠い城である・・・(笑)

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Posted on 2018/02/26 Mon. 19:58 [edit]

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コメント

なんでここなん?

貴殿のブログ記事には意外な城ですね。
関ケ原の戦いにも登場する城なんですが、知名度の割には市街地に埋もれてしまっていて「あれ?」って感じですね。
小生も関西出張の帰りに東海道線の各駅停車の旅で安土、佐和山、彦根、関ケ原そしてここ、って順番で立ち寄った記憶が・・暑い日、駅に荷物を預け、どぼとも歩いた記憶があります。
でも印象が薄かったなあ・・。
しかし、城には意外な思い入れがそれぞれにあるものですねえ。

あおれんじゃあ #- | URL | 2018/03/04 22:31 * edit *

Re: あおれんじゃあ様へ

ですよねえ(笑)

関ヶ原の戦に特別な思い入れがある訳でもなく、特殊な縄張でもなく、天守閣も珍しい仕様でもないのに・・・。
でも、小生のお城ライフは上田城から始まった・・・というのもありきたりで私らしくないのも事実ですw
きっと祖先がお城の門番でもしていたんでしょうかねえ・・・(爆)

らんまる #- | URL | 2018/03/06 07:35 * edit *

城のツボ所は人それぞれ。

らんまるさんへ

大垣城に魅せられた少年らんまるさん、ある意味いい思い出ですね。
復興天守ですが、いいアングルで撮影できない難易度が高い被写体天守でも有名ですね・・。(木が邪魔!)
それでもここ大垣城天守は多くの後輩復興天守の模範となったバランスのよいコンクリート建築物?になったようです。
関ケ原合戦をはじめ実に多くの戦いを経験した稀にみる城郭だったはずです。ここを押さえないことにはこれ以上東にも西にも行けません。

現在はそれほど見所の無い大垣城ですが、大垣は「水の都」です。
外堀の水門川周辺の美しい水、あちこちに見られる自噴水、そんな水の美しさとセットでゆっくりと回廊されるとまた違った大垣城にであえるかもしれませんよ。

私のおススメは春、近くの杭瀬川という川の土手で満開の桜と菜花に囲まれてモスバーガーをほおばる!(これ最高です!)
そしてそこには尊敬する氏家卜全公も愛したであろう春の息吹を感じることができる風景が広がっています。
・・いかがでしょうか。
昔から爺くさい少年、久太郎流の大垣城の楽しみ方でした。
・・失礼いたしました。
ちなみに私が初めて買ったレコードは石川ひとみさんの「まちぶせ」なのでした。「クゥ~!・・懐かしい!」

らんまるさんへ #- | URL | 2018/03/06 21:06 * edit *

Re: 久太郎様へ

ほほう、やはり地元の城は地元愛に溢れる人が語ると見どころも魅力も倍増するものですね。さすがでございますw

部外者ながら、美濃の城は岩村城に恋い焦がれ、明智鉄道の素朴さに触れてからというもの他人のようには思えない親しみを常日頃感じております。

かつては邪馬台国の卑弥呼に轢かれ惹かれ、「♪縄文土器・弥生土器 どっちが好き♪」と言われても「いいえ、あたしゃ前方後円墳の虜でございます」と答えて高床式の鼠返しに痛く感動していた考古学的少年でした・・・(笑)

大垣城の桜の風情、素敵でしょうネ。
そのうち、貴殿の隣でマックをほおばりながら渡良瀬川で同じ景色を見てみたいものです・・・(えっ、森高千里じゃないの? それにモスバーガーは高いのでサブウェイでもいいかしら・・笑)

ちなみに小生の初めて買ったレコードは百恵さんの「冬の色」でした。千家和也・都倉俊一の黄金コンビでしたネ。
その後、ピンクレディー派に属してキャンディーズ派と仁義なき戦いに明け暮れる「アオハル」でした・・・(爆)

いつも笑いをありがとうございますw

らんまる #- | URL | 2018/03/06 21:43 * edit *

日常の風景

こんばんは。いつもお世話になっております。
大阪城のお堀と難波宮跡を毎日お散歩するとんでもなく素晴らしい職場に通い始めてはや2ヶ月。そろそろ飽き・・・こほんこほん。贅沢が過ぎるっ。

ほぉー。大垣城でのらんまるせんせ、5分の滞在やったんや~(*^^*)
それでも見たいものは見る!な姿勢に感服です。

文化庁の巡回公演で学校訪問致しましたが、子供達のキラキラした視線や先入観なく観ることができる柔軟性(教師の方が『能楽ってなに?わからんし!』とカチンコチン)に驚きましたし、この子達の気持ちを大切に育てなくては日本の歴史というか、日本のいいところ及び日本の伝統芸能承継はないな!と実感しました。

子供達からの素朴な質問や、要望には大人にむけてよりもしっかり真摯に対応しなくてはと、らんまるせんせのボヤキを拝読して、肝に銘じることといたします。

つねまる #pjmS0te2 | URL | 2018/03/09 22:15 * edit *

Re: つねまる様へ

ほほう、二ヶ月もちましたか・・・(笑)

どんなに知識を詰め込んでも「本物を見る」・・その1回だけで世界が開けます。
小学生の高学年の時に「狂言」を学校でみました。いやあ面白かったなあー、言葉にならなかったのを思い出します。
うんちくに凝り固まった先生たちのどの言葉よりも「百聞は一見に如かず」でした。

つねまるさんのような方がいらっしゃらないと、「能」がこの先続いていかないように思います。
私も含めた年配者が暇を持て余して文化講座に出席しても、次には伝わらない。といって時間も心も金銭的な余裕も無い現役世代に呼びかけても日本文化を楽しめるのはほんの一部の方のみ。

でもね、子供の頃にふれたり記憶の隅に残っている事象がある瞬間にスイッチが入る。それが大事だと思うのです。

媒体はなんであれ、伴天連の宣教師の如くひたすら布教活動をすすめましょう・・(といいつつ、ブログの更新も出来ない)

らんまる #- | URL | 2018/03/10 07:56 * edit *
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