らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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追通の栗田屋敷 (長野市戸隠)  

◆戸隠に移住した山栗田氏の最初の居館跡◆

ここを探索したのは2015年8月なので、とっくに記事をアップしたと思い込んでいたが、ダイジェスト版のお知らせのみだった・・・・(汗)

未だに公開出来ずに抱えている在庫の城数はざっと500以上であろうか。

昨日食べた夕飯のメニューすら思い出せないのに、5年も前に探訪した城の写真を見ても、「ここは何処?私は誰?」・・・(笑)

今回ご案内するのは、断片的な記憶を辿りつつ、ボケ防止となるのか的な「追通の栗田屋敷」でございますw

追通の栗田屋敷 (1)
屋敷跡は栃原御厨神明宮の表参道(写真の道)の西側。奥の山が先日ご案内した追通城。

【立地】

裾花川の左岸で、戸隠栃原の追通集落(おっかよしゅうらく)の西端の台地上にある。屋敷のある台地の南側は裾花川の断崖で、西は西浦沢の渓谷が天然の堀切となり、北は追通城の山塊に守られている。正に要害の地である。

追通の栗田屋敷 (4)
表参道から西へ向かう路地に入る。道路の南側の段差にも住宅等が建つが、往時の切岸の跡が伺える。

【館主・館歴】

「長野県町村誌」には「古宅地」として掲載され「本村(栃原村)の西南の方字追通(おっかよう)にあり。東西三十間、南北二十間、面積二反歩。里俗伝にアナタ屋敷と云ひ、又栗田屋敷と云ふ。今畑となる。栗田氏始此に住し後豊岡村に移る。今同氏の末裔連綿して代々戸隠神社の神宮たり。」とある。明暦元年(1655)まで栗田氏(山栗田)が居住したと伝わる。

追通の栗田屋敷 (5)
中屋敷1.この周辺は和田一族が居住している。敷地の西隅に八幡宮があるので、ここが居館の中心地だと思われる。

追通の栗田屋敷見取図
yahooの航空写真を拡大し加筆修正。

追通の栗田屋敷 (23)
北側より撮影した中屋敷1(和田邸)

【館跡】

現在の屋敷地には和田氏一族が居住している。
中屋敷の北側の高台は上屋敷、一段下の南側は下屋敷と呼ばれ道路の開通や宅地による改変はあるものの、栗田屋敷だった往時の面影が残る。
上屋敷の西側には五輪塔が残り諏訪社が祀られている。

追通の栗田屋敷 (25)
中屋敷の西端の八幡宮。

追通の栗田屋敷 (8)
追通城のある山塊を背にした上屋敷。

追通の栗田屋敷 (10)
和田氏の墓地の脇の山際に残る五輪塔。かなり古いものだ。

追通の栗田屋敷 (13)
上屋敷より見た下屋敷方面。

【その後の栗田氏】

追通の山栗田氏は、その後宝光社の東側の原山に移り、最終的には1明暦四年(1658)、二条の堀之内城(栗田屋敷)に居館を移転し江戸末期まで戸隠神領の行政の中心としての役目を果たした。


≪追通の栗田屋敷≫ (おっかよのくりたやしき アナタ屋敷) 

標高:665m 比高:50m(裾花川より) 
築城年代:不明
築城・居住:不明
場所:長野市戸隠栃原
攻城日:2015年8月29日
お勧め度:★☆☆☆☆
居館跡までの所要時間:-
駐車場:無し
見どころ:-
参考文献・書籍:「信濃の山城と館② 更埴・長野編」(宮坂武男著 2013年 戎光祥出版)
注意事項:住宅地につきプライバシー注意、無断侵入禁止
付近の城跡:追通城、福平城、中尾城、上祖山城、鬼ヶ城など
SpecialThanks:ていぴす殿

追通の栗田屋敷 (18)
屋敷地より見た追通集落。十数年後も同じ風景が見られることを祈りつつ・・・・。

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Posted on 2018/05/13 Sun. 11:20 [edit]

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コメント

俺も行ったでえ

地形以外、館の面影を追えるものはなかったですね。
どうにも記事にならなくて俺は放棄状態です。

ここも渋い山間の集落ですね。
新築の家もほとんどなく消える運命にあるのかもしれませんね。

あおれんじゃあ #- | URL | 2018/05/16 22:46 * edit *

Re: あおれんじゃあ様へ

師匠、ホントに何もないのですがデッドストックにしても仕方ないので強引に記事にしてます・・(笑)

巷では「しょーもないマイナーな城館を取り上げるローカルブログ」と認定されて光栄です・・・(汗)

商店も無いしもちろんコンビニもありません。先日も自動販売機をやっとの思いで探し出して水分補給する有様。

この先、自治体としていつまで機能するのか心配ですネ。

らんまる #- | URL | 2018/05/17 07:38 * edit *
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