らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

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望月城砦群(佐久市)  

◆本城を守る南側の防衛城塞群◆

お約束通りに望月城について掲載しますが、今さららんまるが書いても面白くないので、宮坂先生の「佐久北部資料編」に掲載されていた望月城砦群の攻城戦記でも書いてみようと・・・(笑)

torideIMG.jpg

相変わらずこのヘタクソな見取り図で攻城しようというのだから、タチが悪い(爆)

とりあえず瓜生嶺砦(うりゅうみねとりで)を目指す。

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↑旧望月トンネルの手前のキグナスのGS手前を左に折れて右側に旧中仙道の標識を歩く

トンネルの上にその砦があるというのだが、そこへ行くのにどうするのか付近をウロウロ。

motidukitoride001 (2)

瓜生坂の看板を見つけて仕方無しで車を捨てて歩くのだが、車道をショートカットしただけでした・・。

motidukitoride001 (41)

林道らしき先が嶺に続いているらしいので、車両止めの門の脇をすり抜けてひたすら歩く。

motidukitoride001 (8)
トンネル上の場所なので、①瓜生嶺砦と思われるが林道による破壊のためか遺構が確認出来ない。

瓜生砦付近では、浅科方面はもちろん、春日方面も望む事が出来るのでこの場所にあったのであろう。

で、次の②瓜生南砦へ。

motidukitoride001 (12)
南砦は林道でも若干段差があり祠があるが、遺構は確認出来ない。

motidukitoride001 (14)

ここからは展望が開けるので、哨兵を置いたのかもしれない。

砦跡としては、③松明山の規模で納得。
しかし後世に造成されたような不自然な整地でどこまでが当時のものか釈然としないのも事実。

motidukitoride001 (19)
③の松明山砦は休息所もあり、かなり広い。

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↑望月城下はもちろん、茂田井、芦田方面も見渡す絶好のロケーション。

松明砦からは稜線が下がり、天然の堀切のような沢に降りて再度登り④の胡桃沢砦に続く。

motidukitoride001 (20)
案内板では「支城」と表記されている胡桃沢砦への通路。

他の砦群とは違い、胡桃沢砦は頂上の郭を含めて4つの曲郭を備える。(へなちょこ縄張り図のA)

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主郭脇の土塁と二の郭

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主郭と思われる上段。明らかに南側の防禦を意識した作り。

広大な望月城の城郭は、南側の敵を意識して砦を築いている。恐らく南佐久から浅科を経由してくるであろう武田軍を想定しているに違いない。

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二段の曲郭を備えるBの出丸。総合体育館のテニスコートのすぐ上に位置している。

望月城から1500m南に3つの砦を配置して、最終の砦は出城機能を備える。

理に叶った縄張りでも、広すぎる守り一辺倒の城は守備隊がいてこそ目的を達するのであり、衰退した望月一族には守り切れなかった「張りぼての城」だったと思うのは、自分だけでしょうか・・・。

motidukitoride001 (69)
↑望月城のふもとから望む砦群。全て機能すれば、無敵の城だったと思います。

≪望月城砦群≫ 

築城年代:不明
築城・居城者:望月氏
場所:佐久市望月
攻城日:2010年12月19日
お勧め度:★★★☆☆
見どころ:土塁、稜線北側の天然要害、曲輪群など
時間:ゆっくり見て往復40分程度。道は整備されてます。


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Posted on 2010/12/22 Wed. 00:41 [edit]

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