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らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0806

裾花ダム見学会 その3  

◆投資回収とメンテナンスのコストで敬遠される水力発電◆

次に向かったのは、裾花ダムの下流の地下発電所。

当初の目的は、裾花ダムを下流側から撮影する為の寄り道だったのだが、係員の方も誘導してくださったので地下発電所見学へ。

裾花ダム① (37)
こんな場所に地下発電所への入口があるとは・・・。

裾花ダムは「治水」「発電」「上水道」に利用する多目的ダムとして昭和39年に着工し、昭和44年に6年の歳月と33奥円の費用を掛けて完成。

発電に関しては安定した電力を地域社会へ供給することを目的としている。
ダム直下の裾花発電所において最大出力14,600kWの発電を行うため、洪水期には、標高545.5Mから標高537.5mの間の2,500,000㎥の容量を利用し、非洪水期には標高560.0mから標高537.5mの間の9,200,000㎥の容量を利用し、最大18.0㎥/sの取水によって発電を行います。

裾花発電所1
地下発電所の場所。

裾花ダム① (23)
係員の方の案内で約200mの地下通路を歩く。通年平均20℃ぐらいなので、酷暑の今年には涼しい・・・(笑)

裾花ダム① (27)
水力発電の仕組み。水流の落差で下部のランナーを回し発電機のローターで発電する。

裾花ダム① (24)
ランナーは定期的に点検を行いリビルトしたスペア部品と交互に使用するという。エコだよね。

裾花ダム① (30)
発電機の最上部の励磁装置。

裾花ダム① (28)
階下に降りる事は出来ないが、上部から見下ろしても分かるように説明書きがある心配りは嬉しい。

裾花ダム① (29)
発電機の制御は全て油圧式。

裾花ダム① (31)
建物の天井には巨大な点検用・部品交換用のクレーン装置。天井が高いのは発電機が縦置きの為だと言われ納得。

裾花ダム① (33)
ガキの頃、外国ドラマで見たタイムマシーンの装置はこんなトンネル仕様だったように記憶している・・・(笑)

年に何回か裾花ダムの常用洪水吐から放流があると、ここの発電所はミストで真っ白の世界になるが、泥を含んだミストなので浴びると茶色になり発電所勤務の人々はかなり迷惑しているという・・(汗 )そんな裏話も聞かせていただき感激。

裾花ダム① (36)
険しい渓谷に造られた裾花ダムゆえ、直下までの道路は造る事が出来なかったという。

ここのダムの見学会の最大の収穫はズバリ非売品「川中島の水」。

非売品なのになぜか「モンドセレクション受賞」というミネラルウォーター。小生もその存在は知っていたが、災害発生時に配布する備蓄水なので世間に出回る事はまずない。

係員の方にこの水の事を聞くと、川中島の地下水を汲み上げて製品化しているのでかなり美味しい水なのだという。
菅平ダム(上田市真田町)の下流にある石舟浄水場の水も製品化したが、こちらは河川水をろ過しているだけなので、地下水のまろやかさにはかなわないらしい。

さりとて、備蓄している水にも保管使用期限があるので、イベントの時に無料配布しているのだという。

まあね、ちょっとネーミングが「川中島の水」だと「川中島の戦い」の怨念が沁みていそうで・・・(笑)

「飯縄権現・からす天狗のご神水」なんてのはどうかしら・・・もっと怪しいか・・・・(爆)

湯の瀬ダム (14)
しばらくは我が家の家宝でございますw




【湯の瀬ダム】

今回の見学会の最後は「湯の瀬ダム」。

実は見学する予定など無かったのだが、裾花発電所の係員の方に「下流の湯の瀬ダムも見学してもらうと景品が貰えますよ」と言われて、浅ましい物欲に勝てず寄り道してみた。

湯の瀬ダム (4)

●ダムデータ

所在地:長野県長野市小鍋
河川名:信濃川水系裾花川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:クレストゲート×3門 放流口ゲート×1門
堤高・堤頂長:18.0m・140.0m
総貯水量:33万㎥
管理者:長野県企業局
本体着工/完成年:1967/1969年

湯の瀬ダム (2)
操作パネル。モニターとクレスゲート3門の開閉機能。

ここの管理事務所は普段は無人で川中島にある企業局から遠隔操作しているという。緊急事態が発生した時のみ、管理事務所に来てクレスゲートの開口作業を行うという。

湯の瀬ダム (1)
ダムコンに演算させるよりクラウドコンピューティングの時代なのは確かか・・・(汗)

湯の瀬ダム (12)
堤頂部から管理事務所方面。

湯の瀬ダムは、上流の裾花発電所の放流水を貯水して下流に一定流量を放流する逆調整池です。また、長野市の上水道の取水池としての供給源としても機能しています。

湯の瀬ダム (10)
湯の瀬ダムから下流方面。

湯の瀬ダム (7)
湯の瀬ダムの放流ゲート。

裾花ダム見学会のレポート、如何でしたでしょうか?

毎年夏休みのこの時期に、長野県企業局の管理するダムは関学会を実施しているそうです。

小生も戻れるのなら、小学生の頃に戻って見学会に参加して見たかったなあー。

もしかしたら、「城」のスイッチじゃなくて「ダム」のスイッチが先に押されたかもしれません・・・(笑)



湯の瀬ダム (9)
非常用裾花ダムが非常用洪水吐のゲートを開けたら、クレスゲートを開けっ放しにするしかないそうです・・そりゃそうでしょうネ。

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Posted on 2018/08/06 Mon. 22:56 [edit]

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