らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~

「戦国の城」それは近世の城郭のような石垣も天守も無く、土塁と空堀というただの土で作られた戦場の砦。 戦国の世を駆け抜けた貴重な資料の宝庫です。

0605

一夜山の鬼 (長野市鬼無里)  

◆信濃への遷都を阻止した鬼達の悲劇とは~◆

その昔は夏も冬も関係無く山城スタンプラリーを敢行していたのだが、城跡をキチンと踏査して写真を残したいと思うようになると、夏場はオフシーズンとして攻城は避けるようにしている。(ま、時々は掟破りで攻め上がる事もあるが・・・笑)

さりとて神社仏閣巡りの領域に踏み込めるほどの勇気も無いので、今年の夏は以前から興味深々だった「神話・伝説」にトライしてみようと思っておりますが、果たして続くかどうか・・・・・(汗)。

戸隠奥社201405 (10)
戸隠奥社の随神門の狛犬。なかなかのオトコマエですが、奥社を守る狛犬のポーズには負けてます。

戸隠・鬼無里(きなさ)といえば「鬼女紅葉(きじょもみじ)」で有名なのだが、このお話や史跡巡りは近日中に取材予定なので、お楽しみとしたい。

今回のお話は鬼無里(きなさ)の語源である「鬼が消えた原因」のお話・・・。

古城(長野市鬼無里) (4)
鬼無里の旅の駅からは紅葉の棲家だった荒倉山が見える。

【一夜山の鬼】  ※伝説

昔むかし、天武天皇は信濃遷都を計画し、三野王、小錦下采女臣筑羅らを信濃に遣わしました。使者は信州各地を巡視して候補地を探し、水内の水無瀬こそもっとも都にふさわしい地相をそなえた山里だということになりました。そこでこの地の図を作ってたてまつり、天皇に報告しました。

古城(長野市鬼無里) (53)
風光明美な鬼無里の新倉。

これを知った土着の鬼どもは大いにあわて、「都など出来たら俺達の棲み家がなくなってしまう」「都が出来ぬよう、山を築いて邪魔しよう」と、すぐさま一夜で山を築いてしまいました。

古城(長野市鬼無里) (7)
古城から見た一夜山(いちやさん)

これでは遷都は出来ません。鬼を憎んだ天皇は、阿部比羅夫に命じて、鬼どもを退治させました。
この時から、この山里に鬼は居無くなり、鬼無里と呼ばれるようになりました。
(※文面は長野市商工会 戸隠・鬼無里支所のHPより転載)

古城(長野市鬼無里) (31)
古城の三層模擬天守から見た一夜山。

首都の移転話は古代だけでなく、昭和史にもその痕跡が残っている。

第二次世界大戦で日本の敗戦色が濃くなると、天皇の御座所及び陸海軍の中枢である大本営、国家の主要省庁やNHKの信州移転計画が進められた。(現在松代町に残る三ヶ所の地下壕と松代の地震観測所がその跡である)

松代大本営 004
現在は気象庁の地震観測研究施設となっている地下壕の大本営移転予定地。

話は逸れてしまったが、こんなデカイ山を一晩で作ったとは思えない・・(笑)

進撃の巨人の元祖と呼ばれるダイダラボッチのなせる技であろうか・・・(爆)

古城(長野市鬼無里) (51)
隠れ里のような鬼無里の住人も、いつか途絶えてしまうのだろうか。

鬼は何処へ消えたかって??

貴方の心の中に、ちゃんと棲み付いていますから、ご安心下さいませ・・・・・・(汗)

Posted on 2014/06/05 Thu. 22:36 [edit]

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